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話せない人をiPhone、iPadでサポート――アルカディアのボイスエイド
話せない人の代わりに、iPhoneやiPadが音声で意志を伝える――。アルカディアが中途失語者の会話をサポートするアプリを提供する。
アルカディアは、中途失語者の会話をサポートする「ボイスエイド」のiPad/iPhone版を開発した。App Storeに申請しており、審査が終了し次第リリースする。
ボイスエイドは、2002年に発売された会話補助装置で、同社の音声合成エンジン「SpeeCAN」で培った音声合成技術を使って言葉を発声する。あらかじめ登録された言葉だけでなく、自分の言葉で相手に意志を伝えることが可能。声のトーンは男性の声と女性の声から選択でき、話す速度も自由に設定できる。
iPad/iPhone向けボイスエイドは、年間ライセンス6000円で提供する予定。なお、iPad/iPhone版アプリのリリースに伴い、従来のPDA版ボイスエイドの販売は9月末で終了する。
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- →App Storeで「VoiceAid」をダウンロードする(リンクをクリックするとiTunesが起動します)
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