第1回 「Xperia」から何が変わった? 外観の特徴は?――「Xperia arc」:「Xperia arc」(グローバルモデル)レビュー(2/2 ページ)
「Xperia X10」の後継モデルとして注目を集めている、Sony Ericssonの最新Android端末「Xperia arc」。本コーナーでは、Xperia arc(グローバルモデル)の主な機能をチェックしていく。今回は外観とスペックを中心に見ていこう。
コントラストが向上したディスプレイ
ディスプレイはXperiaの4.0インチよりも大きい、4.2インチのフルワイドVGA(480×854ピクセル)液晶を搭載した。Sony Ericssonが「Reality display(リアリティディスプレイ)」と呼ぶXperia arcのディスプレイには「クリアブラックパネル」を採用。液晶とガラスの空気層をなくすことで、光の乱反射と拡散を低減し、より鮮明にコンテンツを表示できる。8.7ミリの薄型ボディにも貢献している。さらに、ソニーの液晶テレビ「BRAVIA」に使われている映像技術をモバイル機器向けにアレンジした「Mobile BRAVIA Engine」も搭載し、高コントラストでメリハリのある表現も可能になった。
ディスプレイの空気層がなく、高コントラストな画質……といえば、スーパー有機EL(Super AMOLED)を搭載したGALAXY Sがおなじみだが、Xperia arcと比べるとどうか。Xperia、Xperia arc、GALAXY Sに同じ画像を表示して並べてみた。Xperiaは他の2機種に比べると、もやっとした印象で鮮やかさに欠けるが、Xperia arcとGALAXY Sは鮮やかに表示できており、果物の瑞々しさが伝わってくる。これら2機種を比べると、GALAXY Sの方がコントラストが強すぎる感もあり、Xperia arcの方が自然な発色と感じた。このあたりは好みの分かれるところなので、発売後に実際に見た方がいいだろう。
なお、Mobile BRAVIA Engineは初期状態ではオンになっているが、「設定」→「画面設定」からオフにすることも可能。バッテリーの持ちを優先するのなら、オフにした方がいいだろう。
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