KDDI、「Xperia acro HD」をAndroid 4.0へアップデート
KDDIは、auスマートフォン「Xperia acro HD」のAndroid 4.0アップデートを開始した。OSのバージョンアップだけでなく、au絵文字のリニューアルや、Eメールアプリの改善、microSDXC関連の不具合解消なども含まれる。
KDDIは7月31日、ソニーモバイルコミュニケーションズ製Androidスマートフォン「Xperia acro HD IS12S」のOSアップデートを開始した。
搭載OSをAndroid 2.3から4.0(4.0.4)にバージョンアップするほか、非対応のmicroSDXCメモリカードを端末に取り付けるとメモリカード内のデータが破損する不具合の改善や、Wi-Fi利用時の通信品質の向上も行われる。
Android 4.0へのアップデートで、ブラウザのメニューからスマホ向けサイトとPC向けサイトの選択ができるようになり、ページの内容を端末に保存する機能も追加される。また、カレンダーアプリにはズームと検索機能が加わり、通話設定では着信拒否時時メッセージの編集機能が利用できる。
またEメール(@ezweb.ne.jp)アプリの改善も行う。背景色が白と黒から選択可能になるほか、内蔵のau絵文字とデコレーション絵文字も刷新。添付ファイルの保存先ストレージも変更できるようになるほか、本文未受信メールを受信した場合にメール詳細画面から本文取得が始められるようになる。また、SMS(Cメール)もau絵文字に対応する。
さらに、プリインストールアプリとして「バックアップと復元アプリ」「Notes」を追加し、従来の「Music Player」アプリを「WALKMAN」へと名称を変更する。同時にアプリのアイコンも、ウォークマンロゴが使われたバージョンになる。
今回のアップデートを端末のみで行う場合は、更新作業が2回必要になる。1回目のアップデートでは端末のソフトウェアバージョンを6.0.D.0.275へアップデートし、その完了後に2回目のアップデートとしてソフトウェアバージョン6.1.D.0.170へアップデートする。アップデートファイルのサイズは、1回目分が10.3Mバイト、2回目分が201.7Mバイト。更新の所要時間は1~2回合計で約40分としている。ファイルのダウンロードは3G/Wi-Fiのどちらでも可能だ。
そのほか、専用ソフトの「PC Companion」をインストールしたPCに端末を接続してアップデートすることもできる。PCを利用する場合のアップデートファイルのサイズは、約404.3Mバイト。こちらの更新所要時間も、約40分とアナウンスされている。
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