Huawei、150Mbpsの高速通信に対応した「Ascend P2」を発表:厚さ8.4ミリ
中Huaweiは、下り最大150Mbpsの高速通信が可能なLTE Category4(Cat4)に対応したAndroidスマートフォン「Ascend P2」を発表した。欧州市場は6月に仏Orangeから発売される。
Mobile World Congress 2013の開幕を控えた2月24日(現地時間)、中Huaweiはバルセロナ・スペインで新型Androidスマートフォン「Ascend P2」を発表した。LTE Category4(Cat4)に対応し下り最大150Mbpsの高速通信が行える。イー・アクセスが2月21日に発表した「STREAM X(GL07S)」のグローバルモデルと言える機種だ。
タッチパネルディスプレイは4.7インチのHD(720×1280ピクセル)表示IPS液晶で、ppiは315。パネルとタッチパネルを一体化させたインセル方式を採用したことで、従来モデルから30%薄型化され、厚さ8.4ミリとスリムなボディの実現に貢献した。また手袋をしたままでも操作できる「Magic Touch」技術も使われている。液晶表面には米Corning製のGorilla Glass 2を用いた。
プロセッサーはハイシリコン製のクアッドコア「K3V2」(1.5GHz駆動)で、LTE Cat4対応のベースバンドチップ「Balong V7R1」を組み合わせる。OSはAndroid 4.1、ユーザーインタフェースとしてHuawei独自「Emotion UI」のバージョン1.6を搭載した。同じデザインで統一された壁紙やアイコン、ロック画面にまとめて切り替えるテーマ機能も備えた。
13Mピクセルのメインカメラは動画のHDR撮影もサポート、またインカメラは1.3Mピクセルとなっている。ボディ側面にカメラ専用のシャッターキーを装備した。内蔵メモリはROMが16Gバイト、RAMが1Gバイト。プリセットの「ギャラリー」アプリには顔認識機能が搭載されている。
バッテリーは2420mAhと大容量なタイプを搭載し、高速充電にも対応。通信をしていないときに基地局との接続を制御する「QPC(Quick Power Control)」により消費電力を約10%削減、また通信状況に応じて基地局との通信(間欠受信)を効率化する「ADRX(Automated Discontinuous Reception)で約20%の低消費電力化を図ったという。さらにユーザーが使用できるバッテリー容量や通信量、起動アプリを制御するための管理機能も用意している。
そのほか、NFC、ブラウザ上のテキストからキーワード検索や翻訳が可能な「SmartReading」、コンテンツをスワイプ操作でほかのデバイスと共有できる「AirSharing」などに対応。ボディカラーはホワイトとブラックの2色をラインアップしている。欧州市場では2013年6月に仏Orangeから発売される予定で、価格は399ユーロとアナウンスされた。
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