ニュース
イー・アクセス、下り最大300MbpsのLTE実証試験を開始
イー・アクセスが1.7GHz帯の実験試験局本免許を取得し、香川県高松市で下り最大300MbpsのLTE実証実験を開始した。
イー・アクセスは8月22日、総務省から1.7GHz帯の実験試験局の本免許を取得し、1.7GHz帯を使った下り最大300MbpsのLTE実証実験を香川県高松市の一部で開始した。
総務省が周波数アクションプランで新たに確保する1.7GHz帯と、同社が商用サービスで利用している1.7GHz帯の周波数が近いことから、複数の帯域を使って高速・大容量なLTEの高度化技術の通信品質や通信速度(スループット)の評価を行う。
具体的に使用する周波数帯域は、1.7GHz帯の5MHz幅×2(1744.9~1749.9MHz/1839.9~1844.9MHz)と、隣接するイー・アクセスの取得済み周波数帯域の15MHz幅×2(1749.9~1764.9MHz/1844.9MHz~1859.9MHz)。20MHz幅で4×4 MIMOを使った下り最大300Mbpsの超高速通信や同じく20MHz幅で2×2 MIMOを用いた下り最大150Mbpsの高速通信、複数の周波数の異なる通信波を束ねることで高速通信を実現するキャリア・アグリゲーションの検証などを行う。
advertisement
関連キーワード
LTE(Long Term Evolution) | 周波数 | 試験 | MIMO(Multiple Input Multiple Output) | 実証実験 | 免許申請 | 総務省
関連記事
イー・アクセス、1.7GHz帯で下り最大300MbpsのLTE通信を実験
イー・アクセスは、取得済みの1.7GHz帯に近接する周波数帯域を一時的に取得して、20MHz幅を使った下り最大300MbpsのLTE通信実験を行うと発表した。ソフトバンクとの経営統合、効果が出ています――イー・モバイルの夏戦略を聞く
ルーターやスマートフォンをソフトバンクモバイルと共同開発するなど、経営統合・ソフトバンクグループ入りをしてから“ソフトバンク色”が強まりつつあるイー・アクセス。この夏は下り最大110Mbpsの「Pocket WiFi(GL09P)」を発売したが、今後はどのような戦略でモバイル市場を攻めていくのだろうか。AXGP+LTE対応の「Pocket WiFi 203Z」「Pocket WiFi(GL09P)」、8月9日発売
ソフトバンクのAXGPとイー・モバイルのLTEに対応したモバイルWi-Fiルーター「Pocket WiFi 203Z」と「Pocket WiFi(GL09P)」が、8月9日に発売される。ずっとおトク割で月3880円に:イー・アクセス、下り最大110Mbpsの「EMOBILE 4G」を8月上旬以降に開始
イー・アクセスは、モバイルWi-Fiルーター「Pocket WiFi(GL09P)」の事前予約を7月19日に開始した。発売は8月上旬以降の予定で、同時にAXGPを使った下り最大110Mbpsの新サービス「EMOBILE 4G」を開始する。イー・アクセス、下り最大75MbpsのLTEエリアを全国に拡大 ただし3Gは下り最大21Mbpsに
イー・アクセスは、これまで一部の地域でのみ提供していた下り最大75MbpsのLTEサービスを全国に拡大する。ただし、周波数帯域を効率的に使うため、3G通信の最大通信速度を21Mbpsに変更する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.