「iLife」「iWork」がアップデート UI刷新、クラウド連携+マルチデバイス対応も強化:Mac/iOS端末を新規購入で無料に
OS X Mavericksに合わせて、Mac/iOS版の基本アプリもアップデート。64ビットに対応しUIを刷新した。新OSをプリインストールした端末では無料で利用できる。
「iLife」「iWork」が一斉にアップデート
Appleは10月22日(現地時間)、プロダクティビティスイート「iWork」(Pages、Numbers、Keynote)とクリエイティビティスイート「iLife」(iPhoto、iMovie、GarageBand)をアップデートした。Mac版とiOS版両方を用意する。
今回のアップデートは、より使いやすくなるようUI(ユーザーインタフェース)を刷新し64ビットに対応したのがトピックだ。OS X MavericksまたはiOS 7をプリインストールした端末では無料で利用可能となる。
動画作成ソフト「iMovie」は複数の参加者がiCloud上で動画を投稿・共有できる「iMovie Theater」を実装。Apple TVなどを含む複数のデバイスで視聴できる。シャドウ、ハイライト、色温度などの補正機能やiOS端末からの再生速度調整も可能となり、AVCHD形式のビデオに標準対応するなど細かなブラッシュアップも行われている。
写真整理ソフト「iPhoto」はバージョン9.5にアップデート。iPhoto上の写真をアップルが印刷するサービス“Photo book”がiPadで利用できるようになった(今まではMac版のみ提供)。音楽作成ソフト「GarageBand」は曲に合わせて自動でドラムトラックを付加する機能「Drummer」を追加。曲のジャンルに合わせて15通りのスタイルを利用可能だ。実在する一流ドラマーの演奏をベースしたという。UIやサウンドライブラリも刷新している。
「iWork」は操作性を向上、マルチデバイスにも対応
文書作成ソフト「Pages」や表計算ソフトの「Numbers」、そしてプレゼンテーション作成ソフトの「Keynote」はUIを刷新し、右側に編集項目に応じて変化するフォーマットパネルや画面上部にツールバーを用意。プリセットモードや図表のデザインも増やし、日本語のサポートを強化した。またMac版とiOS版、Web上でファイルフォーマットを統一し、マルチデバイスでの閲覧や編集に対応。iCloud上での共同編集機能も追加している。
旧モデルのMacやiOS端末を使っている場合は、これらのアプリを新規購入することになる。その場合の価格は従来通り、Mac版のiWork各アプリは2000円、iLifeのアプリは1500円となり、iOS版はiWorkアプリが各850円、iLifeアプリが各450円となる。
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