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世界タブレット出荷、2014年は減速──IDC予測:調査リポート
AndroidとiOSの寡占状態は続くが、2イン1端末が普及するにつれ、Windows端末は25%以上のシェアを獲得するとIDCは予測する。
米調査会社IDCが3月6日(現地時間)に発表した予測によると、2014年の世界におけるタブレット出荷台数は前年比19.4%増の2億6090万台になるという。2013年は前年比51.6%増だった。IDCは予測を前回から3.6ポイント下げた。
IDCは成長が鈍化する理由として、ここ数年に急落してきた価格の下げ率が減速していることと市場の成熟を挙げた。
消費者向け出荷の減速にともない、商業向け出荷の出荷台数全体に占める割合は今後増加するという。これまで商業向け出荷の成長は教育市場などに限られていたが、今後は企業規模にかかわらずエンタープライズ市場に浸透していくとIDCはみており、これは米MicrosoftのWindowsにとって有利だとしている。
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IDCのアナリスト、ジテシュ・アブラニ氏は「AndroidとiOSの寡占状態は続くが、2イン1端末が普及するにつれ、Windows端末は25%以上のシェアを獲得するとわれわれは予測する」と語った。
IDCの調査では、ノートPCとしても使えるハイブリッド端末でキーボード部分をとりはずせるものはタブレットに含めている。
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