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ドコモ、「グリーン基地局」のフィールド実験を拡大 全国導入を計画
ドコモは、太陽光発電を活用する「グリーン基地局」のフィールド実験を拡大。2014年度中に全国エリアで導入すると発表した。
NTTドコモは3月27日、太陽光発電を活用する「グリーン基地局」を2014年度中に全国エリアで導入すると発表した。
グリーン基地局はソーラーパネルを使った太陽光発電と高性能蓄電池に加え、ドコモが開発した次世代制御技術(グリーン電力コントローラー)を採用した基地局。災害による停電時にも基地局の機能を継続し、設備の温暖化ガス削減も実現する。
ドコモは2013年3月に東京都、神奈川県、山梨県の3箇所にグリーン基地局を設置。2013年9月に行ったフィールド実験では、商用電源が途絶えても基地局の電力を最大6時間保持することに成功したほか、基地局設備で発生する温暖化ガスを30%以上削減することにも成功した。
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2014年度はより多様な気象条件で効果を検証するため、関東甲信越地方の各地に設置した合計10局の試験局でフィールド実験を継続。年度内の商用化を目指す。
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