日本でも発売間近!――「Nexus 6」開封の儀&ファーストインプレッション(2/2 ページ)
日本でもGoogleとワイモバイルから発売される「Nexus 6」。一足先に米国で発売されたモデルを入手したので、さっそく開封。ファーストインプレッションをお届けします。
内蔵スピーカーの音質がすばらしい
本体前面の上下にある、一見ホームボタンのように見える2つのスリットは、ステレオスピーカーです。ボタンのように突起していますが、押すことはできません。ただ、ディスプレイ面を下に置いたときに、直接画面が地面に触れないようなスペーサーにもなっています。
このスピーカーがかなり秀逸で、スマホの内蔵スピーカーとは思えない程パワーがあります。実際6型くらいの液晶になると、動画鑑賞などの使い道が楽しいので、スピーカーもかなり重視して設計されたようです。
どのくらい音量があるかというと、Nexus 6を風呂場に置いて音楽を聞きながらシャワーを浴びても、十分に音楽が楽しめるレベルです。
完全防水ではありませんが、生活防水レベルの防水性能は備えているので、下手なポータブルスピーカーを使うくらいなら、Nexus 6で直接お風呂で音楽を楽しんだ方が良いなと思いました。
iPhone 5sやNexus 4と比較してみる
最後に手持ちのiPhone 5s(4型)と、Nexus 4(4.7型)とNexus 6(5.96型)でサイズを比較してみました。
パっと見てもNexus 6がずばぬけてデカいことは一目瞭然ですね。
さらに重ねてみると、その差は歴然でした。正直僕自身、iPhone 6 PlusとNexus 6がそろって6型クラスのファブレットとして発表された時に、「ファブレットはデカすぎる」と、かなり否定的な意見を唱えてました。
実際、6型クラスになると、多くの人にとっては片手で使うのは難しいので、その意見は基本的に変っていないのですが、1つだけ誤算だったのが、自分の手が思っていたよりも大きかったこと。このサイズでもギリギリ片手で使えないことはないなということでした。
片手に荷物を抱えている状態でも、なんとか使えてしまう状況が実現できてしまうと、大画面も悪くないなというより、むしろ良いなと思っている今日この頃ではあります(汗)。
とはいえ、繰り返しになりますが、これは基本的に僕の手が大きかったことが要因で、一般的にはやはり両手持ち、両手操作が基本になると思います。ここらへんの操作感は、やはり一度実物を手に持ってから評価するのが良いと思います。
まとめ:ファブレット否定派のスタンスが変わった
ということで、お約束の開封リポート&ファーストインプレッションをお届けしました。後半でも少し触れていますが、僕自身、ファブレットには最初かなり否定的で、スマホは片手でしっかりホールドできて、快適に使えるiPhone 5sがベストと主張していたのですが、すっかり意見が変わりつつあります。
理由の1つは、思ったより片手で使えたことですが、Androidの自由度の高さも大きいと思います。
また、Motorolaのハードウェアの完成度の高さも素晴らしいです。このサイズになると、1つの問題が致命的になって、一気に実用に耐えないデバイスになりがちですが、Nexus 6はかなり高次元でバランス良くできているデバイスだと思います。
日本での発売も間近なので、気になっている方の参考になったら幸いです。
気になる質問などはお気軽にツイッターの「@drikin」までリプライいただければコメントしますし、僕が運営してるポッドキャストbackspace.fmでも随時Nexusネタを取り上げているので、気になったら購読いただけると幸いです。
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