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2014年のモバイルアプリ利用、ショッピングが躍進しゲームは減速──Flurry調べ調査リポート

2014年のモバイルアプリの利用率は前年より76%増加し、中でもショッピングアプリの利用率は約3倍、Microsoft Officeのようなプロダクティビティアプリは約2.2倍と大きく成長した。

 2014年のモバイルアプリの世界での利用率は前年より76%増加し、最も利用率が増えたのはショッピングアプリだった──。米Yahoo!傘下の調査会社Flurryは1月6日(現地時間)、このような調査結果を発表した。

 同社は毎年、40万本以上のアプリのユーザーによるセッションデータに基づく調査を実施している。2014年通年の総セッション数は2013年の85%増の約2兆7900億件だった。

 2013年はLINEやWhatsAppなどのメッセージングアプリ躍進の年(前年比203%増)だったが、2014年はライフスタイル&ショッピングアプリが174%増(約3倍)でトップで、次はユーティリティ&プロダクティビティアプリ(121%)、3位がメッセージングアプリ(103%)となった。ユーティリティ&プロダクティビティアプリの成長には、米MicrosoftがiOSおよびAndroid版Officeを無料化したことが大きく寄与しているとFlurryはみている。

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2014年のジャンル別利用増加率(資料:Flurry)

 ショッピングアプリの伸びは特にAndroidで顕著で、Androidだけでは220%増だった。ショッピングアプリの利用の時間別頻度を米国を例にみると、出勤時間帯である午前9時とランチタイムに利用のピークがあり、もう1つのピークは午後8時だった。

 最も伸びが少なかったカテゴリーはゲーム(30%)で、モバイルがエンターテインメントツールよりも日常生活のためのツールにシフトしてきていることを反映している。

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