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世界タブレット出荷、3四半期連続減、Huaweiが初ランクイン:調査リポート
2015年第2四半期の世界におけるタブレット出荷台数は、前年同期比7%減の4470万台と3期連続の減少になった。メーカー別の上位3社は不動だが、4位に中国Huaweiが初ランクインした。
米調査会社IDCは7月29日(現地時間)、2015年第2四半期(4~6月)の世界タブレット市場に関する調査結果を発表した。タブレット(米MicrosoftのSurfaceのような2イン1型を含む)の総出荷台数は前年同期比7%減の4470万台。米Apple、韓国Samsung Electronicsの上位2社が出荷を落とし、3四半期連続で減った。
メーカー別では3位の中国Lenovoまでの順位は変わらなかったが、MediaPadシリーズが好調な中国Huaweiが4位に躍進し、前四半期に4位だった台湾ASUSTeK Computerは圏外に落ちた。Huaweiが上位5社にランクインするのはこれが初めてだ。5位は前期と変わらず韓国LG Electronicsで、成長率は5社中最も高い246.4%だった。
順位 | OS名 | 2015年2Q出荷台数 | 2015年2Qシェア(%) | 2014年2Q出荷台数 | 2014年2Qシェア(%) | 成長率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | Apple | 10.9 | 24.5 | 13.3 | 27.7 | -17.9 |
2 | Samsung | 7.6 | 17.0 | 8.6 | 18.0 | -12.0 |
3 | Lenovo | 2.5 | 5.7 | 2.4 | 4.9 | 6.8 |
4 | Huawei | 1.6 | 3.7 | 0.8 | 1.7 | 103.6 |
5 | LG Electronics | 1.6 | 3.6 | 0.5 | 1.0 | 246.4 |
その他 | 20.4 | 45.6 | 22.4 | 46.7 | -9.3 | |
合計 | 44.7 | 100.0 | 48.0 | 100.0 | -7.0 | |
(資料:IDC) |
IDCは、タブレット出荷減少の理由として、ライフサイクルの長期化(古いモデルでも新しいOSにアップデート可能になっている)、ファブレットと呼ばれる大型画面のスマートフォンとの競合を挙げている。だが、2イン1モデルや「iOS 9」にみられるような新たなプロダクティビティ機能の追加により、市場は再活性化するとIDCはみている。
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Appleが今秋にリリースする予定のiOS 9には、2アプリを並べて表示するマルチタスク機能や省電力モードなどが搭載される。
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