広告を表示しないモバイルWebブラウザ「Adblock Browser」登場
FirefoxやChrome向けに広告ブロック拡張機能「Adblock Plus」を提供するEyeoが、iOSおよびAndroid向けの広告ブロック機能に特化したWebブラウザ「Adblock Browser」をリリースした。日本語化されている。
主要Webブラウザ向けに広告ブロック拡張機能「Adblock Plus」を提供する独Eyeoは9月8日(現地時間)、iOSおよびAndroid版Webブラウザ「Adblock Browser」をリリースしたと発表した。広告ブロック機能が特徴だ。
Adblock Plusは、Firefox、Chrome、Internet Explorer(IE)、Safari向けの広告を遮断するための拡張機能。動画広告などが表示されなくなる分、ページの読み込みが速くなり、バッテリー消費が減るといったメリットがある。
Adblock Browserは、お気に入りの登録などの基本的なブラウザ機能を備え、一部の他のブラウザからのお気に入りのインポートも可能だ。ほとんど日本語化されており(一部深い階層のメニューがまだ英語)、ブロックする広告の種類や、ホワイトリストの設定もできる。「いいね!」などのソーシャルボタンを読み込まない設定もある。
米Appleが9月9日にリリースするとみられる「iOS 9」の広告ブロック機能はシステムレベルで広告をブロックするのに対し、Adblock Browserは広告読み込みのプロセスでJavaScriptでブロックするため、おそらくiOS 9のネイティブ機能の方が効果的になりそうだが、Eyeoは「iOS 9を待たずに、今ここにあるブラウザをインストールしよう」と呼び掛けている。
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