インドで約420円のAndroidスマートフォン「Freedom251」発売
インドの新興スマートフォンメーカーRinging Bellsが251ルピー(約420円)のAndroid端末を発売した。Android 5.1搭載でディスプレイは4型、アウトカメラは320万画素と最低限のスペックだ。発売直後にアクセス過多でサーバがダウンしたが24時間以内に復旧する見込みとしている。
インドの新興企業Ringing Bellsは2月18日(現地時間)、251ルピー(約420円)のAndroidスマートフォン「Freedom251」を発売した。出荷は6月末の予定となっている。
Androidのバージョンは5.1で、スペックも最低限のものではあるが、Google Playのアプリをインストールでき、WhatsApp、Facebook、YouTubeなどがプリインストールされている。
18日にオンラインで発売したが、アクセス過多でサーバがダウンし、現在販売ページにはアクセスできない。同社は24時間以内にサーバを復旧させるとしている。
ディスプレイは4型でカメラは320万画素(アウト)と30万画素(イン)の2台。プロセッサは1.3GHz 4コア、メインメモリは1GB、ストレージは8GBで32GBまで拡張可能なSDカードスロットを備える。バッテリーは1450mAh。
Ringing Bellsは2015年創業のデリー郊外のノイダに拠点を置くスマートフォンメーカー。Freedom251よりハイスペックな「Smart101」も2999ルピーで予約を受け付けたが、こちらもサーバダウンで現在予約できない状態だ。
英BBCによると、インドでスマートフォンを販売する企業が加盟するインド携帯電話協会は政府当局に対し、2700ルピー以下の3G端末を販売するのは不可能だという懸念を伝えたという。
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