KDDIとUQが下り最大370Mbps対応の「W03」を発表、ただし“月間7GB”の制限あり:5分で知る最近のモバイルデータ通信事情(2/2 ページ)
KDDIとUQが、下り最大370Mbps対応の「Speed Wi-Fi NEXT W03」を発表。モバイルWi-Fiルーターでの370MbpsはドコモのHW-01Hと並び国内最速となるが、通信容量は無制限ではない。
mineoが通信混雑時でも速度が低下しにくい「プレミアムコース」を提供へ
ケイ・オプティコムのmineoは、平日昼間など通信が混雑する時間帯でも速度低下の影響が受けにくくなる「プレミアムコース」を発表した。7月から8月末まで2回にわけて無料のモニターを募集し、9月にサービスを提供する予定だという。プレミアムコースの具体的な料金は明らかにされていない。
プレミアムコースは契約者向けの優先帯域を用意することで、速度低下の影響を受けにくくするサービス。mineoの説明によると、混雑していなければ一般ユーザーもプレミアム向け帯域を利用することがあるという。逆に、プレミアムコースのユーザーも一般向け帯域を使用することがあるなど、厳密には専用帯域を設けるというサービスではない。
平日のお昼休みの速度低下に悩むMVNOユーザーにとっては期待できるサービスといえるが、欲をいえば、プレミアムコース契約者に限らず、ピークの時間帯でも速度低下を感じることのないサービスが提供されることに期待したい。
mineoのプレミアムコースはMVNO初の試みであり、特にピーク時の速度低下を解消したい利用者向けのサービスであることは、発表内容などから理解できる。しかし“優先通信”をうたっても、実際には一般ユーザーと通信速度に大差がなかったという可能性もゼロではない。願わくはそのメリットを十分に納得できるよう、実効速度などの実績が公開されることにも期待したい。念のため付記しておくが、筆者はmineoがそういう「あくどい」運用を計画しているとは考えてはいない。
イオンモバイルのWeb受付が全プランで再開、ただし数量限定
イオンモバイルは6月17日から、音声通話対応SIMカードとスマートフォン本体とのセット販売をオンラインストアで再開した。なお17日時点で、音声対応SIMの申込は「数量限定」と案内されている。
数量限定の理由は、開通センターの処理能力不足によるものと思われる。イオンモバイルはサービス開始直後に申込受付を一時中止、その後店頭での受付を再開→オンラインでも徐々に受付プランを拡大するに至った理由と、根本的には同じと考えられる。
イオンモバイルは、全国で200を超える店舗で故障修理受付や料金プラン変更などのサポート対応を行っていることが1つのウリだ。この記事をご覧頂いている方がどこまで同じ状況かは分からないが、少なくとも筆者にとっては「気軽に寄れる場所」にはイオンモバイルを申し込める店舗がない。
そんな(個人的な)事情もあり、オンラインでの受付再開には期待していたが、サービス提供開始から申込受付の(ほぼ)正常化に3カ月という長期間を要したことには、イオンモバイルというサービス全体のクオリティー管理や運用体制について不安を感じずにはいられない。ひとまず「当初予定していたサービス」に近づいたといえるイオンモバイルの今後の展開を見守りたい。
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ケイ・オプティコムの「mineo」が、専用帯域で通信できるオプションサービスの導入を表明。サービス内容の検討を目的に、2回に分けてトライアルを実施する。また、月間30分または60分の国内通話定額も導入する。
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