ニュース

ライカのトリプルカメラを搭載した「HUAWEI P20 Pro」、ドコモから登場 おサイフケータイ対応

ドコモがHuaweiの「HUAWEI P20 Pro」を6月下旬に発売する。ライカのトリプルカメラを背面に搭載しており、最大5倍相当の光学ズームが可能。日本独自の機能としておサイフケータイにも対応している

 NTTドコモは、Huawei製のスマートフォン「HUAWEI P20 Pro HW-01K」を6月下旬に発売する。ドコモからHuaweiのスマートフォンが発売されるのは、2013年に発売した「Ascend D2 HW-03E」以来、約5年ぶり。2018年夏モデルでは、ソフトバンクから「HUAWEI Mate 10 Pro」、auから「HUAWEI P20 lite」が発売されるが、P20 Proはそれらの中でも最先端のスペックを誇るモデルだ。


ドコモが発売する「HUAWEI P20 Pro」

 最大の特徴は、ライカ(Leica)と共同開発した3つのカメラを背面に搭載したこと。約2000万画素のモノクロセンサー、約4000万画素のカラーセンサー、約800万画素の望遠カメラという構成。カラーセンサーとモノクロセンサーを組み合わせることで、精細で色鮮やかな写真を撮れる他、被写体の背景を自然にぼかして撮影できる。さらに、望遠カメラを組み合わせることで、画質劣化を抑えた光学5倍相当のハイブリッドズームが可能だ。


上がミッドナイトブルー、下がブラック。背面の右下にはおなじみ「docomo」ロゴがある他、中央にはFeliCaロゴも見られる

 Mate 10 Proと同じく、最新プロセッサ「Kirin 970」を搭載。この中にある、AIの演算に特化した「NPU(Neural-network Processing Unit)」が稼働することで、500以上のシナリオ、19の撮影シーンを識別し、人物、猫、食事、花、夜景など、被写体によって最適な画質に自動で調整してくれる。AIが揺れを予測する機能と、1/1.7型の大きなセンサーを組み合わせることで、三脚無しでも夜景を美しく撮れるという。また、動画撮影時にも揺れを予測して、6軸方向からの手ブレを抑えられる。960fpsのスーパースローモーション動画の撮影も可能だ。

advertisement

 インカメラは約2400万と高画素で、人物の肌を補正して背景をぼかして撮影できる「ポートレートモード」にも対応している。なお、インカメラはライカと共同開発したものではない。

 ディスプレイはアスペクト比が19:9と縦長の約6.1型有機EL(1080×2240ピクセル)を採用。ディスプレイ上部にはノッチ(切り欠き)があるが、画面上部を黒くしてノッチを隠す設定もある。ディスプレイの下には指紋センサーを搭載しており、センサー型のホームボタンとしても使える。カラーはミッドナイトブルーとブラックの2色展開。

 メインメモリは6GB、内蔵ストレージは128GB、バッテリー容量は3900mAhと基本スペックも高いが、外部メモリスロットは搭載していない。グローバル版と同様にIPX7の防水、IP6Xの防塵(じん)に対応する他、日本独自の機能として「おサイフケータイ」もサポートする。ワンセグ/フルセグは利用できない。通信速度は理論値で下り最大988Mbps、上り最大75Mbps。


ディスプレイ上部にノッチがある

背面にはガラス素材を使っていて光沢感のある仕上げ

カメラは右から望遠、カラー、モノクロの順

幅は74mmに抑えられており片手でも握りやすい
「HUAWEI P20 Pro HW-01K」の主な仕様
機種名 HUAWEI P20 Pro HW-01K
メーカー Huawei
OS Android 8.1
プロセッサ Kirin 970/2.4GHz 4コア+1.8GHz 4コア
メインメモリ 6GB
ストレージ 128GB
外部メモリ
ディスプレイ 約6.1型フルHD+ 有機EL
解像度 1080×2240ピクセル
連続通話時間 約920分(LTE)、約920分(3G)、約910分(GSM)
連続待受時間 約330時間(LTE)、約360時間(3G)、約240時間(GSM)
バッテリー容量 3900mAh
アウトカメラ 有効約4000万画素CMOS(カラーセンサー)+有効約2000万画素CMOS(モノクロセンサー)+有効約800万画素CMOS(望遠レンズ)
インカメラ 有効約2400万画素CMOS
ボディーカラー ミッドナイトブルー、ブラック
サイズ 約74(幅)×155(高さ)×7.9(奥行き)mm
重量 約180g

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.