シャープのスタンダードスマホ「AQUOS sense2」登場 18:9ディスプレイとAIカメラを搭載
シャープのスタンダード(エントリー)スマートフォン「AQUOS sense」がモデルチェンジする。ディスプレイのアスペクト比は18:9となり、カメラの撮影においてはAIを活用したシーン認識などを利用できるようになった。
シャープは10月3日、スタンダードAndroidスマートフォン「AQUOS sense2」を発表した。2018年冬モデルとして登場する見通しだ。
AQUOS sense2は、2017年冬モデルとして登場した「AQUOS sense」の後継モデル。アスペクト比18:9の約5.5型フルHD+(1080×2160ピクセル)IGZO液晶を搭載し、先代比で画面の表示領域を約23%拡大しつつ、消費電力を約23%削減した。
この液晶は液晶テレビのAQUOSで培った高画質化技術を応用した「リッチカラーテクノロジーモバイル」に対応。色再現性も高めている。
プロセッサは、Qualcommのミドルレンジ向け「Snapdragon 450」を搭載。シャープ独自のチューニングで、先代比でCPU性能は約20%、GPU性能は約30%向上したという。メインメモリは3GB、ストレージは32GBを備え、外部ストレージは最大512GBのmicroSDXCに対応する。バッテリー容量は2700mAhで、ユーザーによる交換には対応しない。指紋認証やインカメラを利用した顔認証にも対応している。
アウトカメラは約1200万画素、インカメラは約800万画素のCMOSセンサーを備える。アウトカメラはセンサーサイズが大型化し、明るさが向上。オートフォーカス(AF)速度も改善した。AI(人工知能)を生かしたシーンの自動認識も可能だ。インカメラでは美肌や小顔などを調整できる「AQUOS beauty」を新搭載した。
その他、スマホ初心者や高齢者でも利用しやすいように文字やアイコンを大きく表示する「かんたんモード」を搭載。「おサイフケータイ」機能やIPX5/8等級の防水性能、IP6X等級の防塵(じん)性能も備えている。
OSはAndroid 8.1をプリインストールし、発売から2年間で最大2回のOSバージョンアップを保証している。セキュリティアップデートも発売から最低2年間は提供する。
ボディーサイズは約71(幅)×148(高さ)×8.4~9,4(奥行き)mmで、重量は約155g。ニュースリリースで発表されているボディーカラーはシルキーホワイトとニュアンスブラックの2色となっている。
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