iPhoneのバッテリーを特別価格の3200円で交換したらどうなった?(2/2 ページ)
Appleが2018年12月31日まで実施していた「特別有償バッテリー交換プログラム」だが、駆け込み需要が殺到するなどで話題を集めていた。その騒ぎに気軽に参戦した筆者のいきさつをお届けしよう。
無事に新品バッテリーに交換されたものの……
ところが、そこから先はなしのつぶてでした。年が明けた2019年の1月も第3週に入って成人の日が過ぎところ、「そういえばiPhoneが戻ってこないな」と気がついた筆者は、アプリ「Apple サポート」や「マイサポート」などで確認しましたが、進ちょくの情報はありません。
まぁ何とかなるだろうと高をくくっていましたが、1月も第4週が瞬く間に過ぎ、第5週に入り「さすがにどうなっているのか」と気になりだした頃、Appleから待望のメールが届きました。
Appleから「製品の修理を開始いたします」との連絡が入ったのは1月29日の午前中でした。「お、やっときたか」とホッとしたのもつかの間、「修理完了のお知らせ」メールが29日の夕方に届いたのには驚きました。
メールをよくよく見ると、「ご送付いただいた製品が 2019-01-28 にApple修理センターに到着しました」との表記があります。つまり、ほぼ1カ月あまりどこかに保存され、修理の順番待ちをしていた格好になります。
1月30日には無事、修理済みのiPhoneが手元に到着しました。ただ、世界的に見てバッテリーの交換申し込みが殺到していたり、年末年始の休業が間に入ったりしたため日時がかかったのはやむを得ないかもしれませんが、少なくともユーザーにはどのような状況になっているのかを確かめるすべがあるとよかったですね(通常はここまで遅延する事態は少ないのでしょうが)。
集荷に来た際、宅配便のドライバーさんに「修理の申し込みは多いんですか」と聞いたところ、「いやー、やっぱり多いですよ。1日何件も預かっています」という生の声を、もっと真剣に受け止めるべきでした。
ともあれ、iPhone 7 Plusのバッテリー容量は新品状態の100%になり、当初の目的は達せられました。1月からバッテリーの交換費用はiPhone 6~Xで5400円、iPhone XS/XS Max/iPhone XRは7800円になっており、費用が抑えられたのはいいのですが、メインのスマホとして利用している場合は、即日対応が可能な持ち込み修理がお勧めです。
筆者の場合、このiPhone 7 Plusをメイン機として利用していたのでが、とある事情で約8年ぶりにiPhoneを“ほぼ”やめることになったのです。そのいきさつは、機会を改めてご紹介したいと思います。
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