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ドコモの新料金プランは何が変わるのか? ポイントを整理する(2/2 ページ)

ドコモが新料金プラン「ギガホ」と「ギガホライト」を6月1日から提供する。同社は新料金プランの特徴として「シンプルでおトクな料金プラン」「分かりやすい料金体系」「家族のおトクをさらに強化」の3つを掲げているが、具体的に、何がどう変わるのか。ポイントを整理する。

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シェアパック廃止、3回線以上使うと月1000円引き

 現行プランでは、ファミリー割引のグループでパケットを分け合える「シェアパック」を提供しているが、新プランではこれを廃止。その理由について経営企画部 料金制度室 室長の田畑智也氏は「シェパックは好評いただいたが、割り算をしないと1人あたりの料金が分からない。分かりやすさを考え、回線数に応じた割引にした」と説明する。

 その代わり、ファミリー割引で2回線以上契約すると月額500円を、3回線以上契約すると月額1000円を割り引く「みんなドコモ割」を提供する。吉澤氏によると、家族3人以上で利用しているドコモユーザーは7割以上いるという。1000円割引の条件となる「3回線」は、1回線が新プラン、2回線が旧プランの場合でも対象になるという。


ファミリー割引グループが2回線だと月額500円を、3回線以上だと月額1000円以上を割り引く「みんなドコモ割」

「ドコモ光」を契約していれば、さらに月額500~1000円の割引を受けられる

 1000円の割引により、ギガホは月額6980円から5980円に、ギガライトは月額2980円~から1980円~になる。ドコモは、現行のベーシックシェアパックの1GB未満の料金と比較して、みんなドコモ割(3回線以上)を適用したギガライトは、最大の値下げ幅となる「4割安くなる」と説明している(現行プランがシンプルプランで、ずっとドコモ割プラスがプラチナステージの場合)

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月々サポートやdocomo withなどの割引を除けば、2割~4割の割引を受けられる

 1GB未満の割引幅を最も大きくした理由について吉澤氏は「スマホで1GB未満のドコモユーザーが約4割いる」ことを挙げ、より多くのユーザーにお得感を実感できることを重視したと説明した。

テザリングの利用料金は込み

 新プランでは、テザリングの利用料金は込みとなる。かつては、大容量プランのテザリングでは月額1000円のオプションを料金を取る可能性もあったが、キャンペーンという立て付けで無料としている。今回はキャンペーンではなく純粋な無料となる。

 「テザリングは、(ネットワーク)設備に対する懸念があったため、料金を設定した上でキャンペーンで無料にしてきたが、今回は、設備的な問題がないと分かったので、(有料化に)設定していない」(吉澤氏)

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