くら寿司、時間指定予約やアプリで注文・決済できる「スマホdeくら」開始
くら寿司は、7月16日にスマホを活用した新サービス「スマホdeくら」を提供開始。「時間指定予約システム」が自動受付機と連動し、アプリでの事前・個人単位での注文やコード決済に対応する。
回転寿司チェーン「無添くら寿司」を運営するくら寿司は、7月16日にスマートフォンを活用した新サービス「スマホdeくら」を提供開始した。
「スマホdeくら」は利用者のユーザビリティ向上と、従業員のオペレーション軽減を目的とし、アプリを起点としたサービスの総称。待ち時間短縮のために提供してきた座席を時間指定予約できる「スマホでテーブル予約(旧:時間指定予約)」が自動受付機と連動し、チェックインすれば店員を介さず席まで案内可能に。自動案内機との連動は順次行い、2020年10月末までに全店舗で利用可能になる予定。
利用者個人のアプリがタッチパネルに連動し、順番待ち中にアプリから事前注文が可能。座席に備え付けのタッチパネルのみの注文では複数人での来店時などに時間がかかっていたが、自身のスマートフォンから注文できるようになる。同社では1組あたり約5分の滞在時間の短縮を想定し、回転率の向上を見込んでいる。
5皿に付き1回のゲームを試せる「ビッくらポン!」は、これまではサイドメニューを注文しても利用できなかったが、アプリから注文すれば500円(税別)で1回、サイドメニューからも利用可能となる。アプリは日本語をはじめ英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語の4カ国語に対応し、最大6台が連携できる他、合算会計・個別会計もできる。スマートフォンでの注文は2019年9月末までに約250店舗で導入予定としている。
この他、「LINE Pay」「楽天ペイ」での決済や、電話受付のみだった「お持ち帰り予約」がスマートフォンに対応。対応は順次行っていき、9月末~11月上旬に全店舗で利用できるようになる予定だ。
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