「Photoshop Camera」で遊んでみた 先端技術を駆使して誰もが“写真作品”を作れる(2/3 ページ)
Adobeがリリースしたカメラアプリ「Photoshop Camera」。ここに搭載されている「レンズ」を使うと、撮影した写真から人や動物、建物などを自動的に切り分けて、背景にポップな絵柄をつけたりして遊べる。その使い方についてご紹介しよう。
カメラロールにある写真からいろいろ作ってみよう
カメラといいつつ、もちろん既に撮影した写真(カメラロールにあるものや、Adobe Lightroomを使っている人はLightroomに入っている写真)を呼び出して使うことができる。
読み込んだりPhotoshopカメラで撮ったりした写真は、カメラロールではなく「PsCスタジオ」に非可逆の形で保存される(つまりこちらに保存してある限り、後から編集し直せる)。
そこから1枚女子の写真を。
開いた途端に顔を検出し、画像を自動補正してくれた。そして「レンズ」のところに小さく人物バッジが付く。
Photoshop Cameraが得意なのは「空」と「人」。認識すると、空ならさっき紹介したように空をいろいろいじって遊べるし、「人」だと人を前提にしたレンズを使うことで人物を意識したレンズをかけられる。そのバッジがレンズの右上にも付くので分かりやすい。
例えばネオンパルスをかけたみた。ちゃんと人物の手前と後ろに画像が追加されて立体感が出ている。
ポップアートもちゃんとポップアートに。人が2人いてもOK。派手な加工系のみならず、シンプルな自動画像処理のレンズもあるので、日常的なポートレートにも利用可能だ。
顔検出系は充実しているので、自撮りして遊ぶのもあり。
空や人以外でもOK
空や人や食品は検出してくれるけど、それ以外の場合は? というわけで猫。しかも、背景も前景もごちゃごちゃしている写真で挑戦。
そしたら、ちゃんと被写体を認識していました。これはすごい。
そんなにたくさんのものを試したわけではないけど、人や空や食品以外でもけっこうメインの被写体かどうかを判別してくれるのだ。これは予想以上に賢い。
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