「iPhone SE(第2世代)」から「iPhone 12 mini」に乗り換えた理由 これぞ求めていた小型スマホ(3/3 ページ)
「iPhone 12 mini」は、筆者にとって待望の一台だ。これまでは「iPhone SE(第2世代)」を使っていたが、不満もあった。iPhone 12 miniはA14 Bionicプロセッサや5G対応という最新スペックに加え、Face ID搭載の狭額縁ディスプレイを搭載。選ばない理由がなかった。
「5Gスマホは大きくて重い」という印象を打破する一台
iPhone 12 miniの良いところは、最新のスペックを備えていながら、今までと同じサイズ感を実現したところだ。iPhone 12 miniのサイズ感は、4Gスマホの中では珍しくはない。横幅だけで比べれば、「AQUOS R2 Compact」(2019年発売)や「Xperia XZ1 Compact」(2017年発売)とほぼ同等だ。iPhone 5をはじめとした、2012年頃のスマホよりも一回り大きい。
iPhone 12 miniはA14 Bionicやデュアルカメラなどの主な機能は看板モデルのiPhone 12と同じ構成だ。特にGPUが性能向上しているからか、ブラウザの描画処理でも高速さを実感できる。ただしバッテリー容量はiPhone 12より少なく、MagSafe給電時の充電速度も最大10Wに抑えられている。
バッテリー容量に関しては、確かに給電の回数を増やす必要があるが、待機電力の消費が少ないため、朝充電して日中使うにも十分な容量だと感じた。Netflixなどで2時間ほど動画を再生しても、7時間ほどは充電せずに使うことができた。これまでのところ、iPhone SEよりも充電頻度は少なくて済んでいる。
繰り返しになるが、iPhone 12 miniのキーポイントは5Gに対応しつつ、そのコンパクトさを実現したところだ。現世代の4Gスマホと比べても特別に小さいわけでもないが、片手操作なら現行の5Gスマホの中では抜群に使いやすい。これまでと同じような使い勝手で5Gに移行できるという点では価値があるといえる。
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