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ドコモ、犯罪を未然に防ぐ「不審者検知ソリューション」提供 5Gも活用
NTTドコモは、1月20日に富士通の「不審者検知ソリューション」を5Gパートナーソリューションとして提供開始。人の行動や特有の動作などを監視カメラの映像から分析・数値化し、不審行動を検知して重大事故や犯罪を未然に防ぐ。
NTTドコモは、1月20日に富士通の「不審者検知ソリューション」を5Gパートナーソリューションとして提供開始した。
本ソリューションでは、監視カメラの映像を分析・数値化し、その結果をもとに不審な行動を起こす可能性のある人物を検知。これにより、従来の監視カメラや人による警備のような常時監視や予兆を見抜く高度なスキルなどを必要とせず、重大事故や犯罪の発生を未然に防ぐことが可能になるという。
人が発する特有の振動パターンに基づいて不審行動を検知するため、不審行動パターンのような教師データを事前に登録する必要がなく、新規利用や更新時の教師データの開発・登録コストが不要。既に導入済みの監視システムのカメラがある場合は、一部を除きそのまま活用できる。さらに5Gと組み合わせることで、高精細な映像伝送や検知精度の向上、安定した無線接続が可能となる。
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利用プランはシステムライセンスを顧客が買い取るプランの他、最大2カ月間試用できるトライアルプランも提供する。
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