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ドコモがNTT Com/コムウェアの子会社化を発表
NTTドコモが、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)とNTTコムウェアの子会社化を発表。法人ユーザーへのワンストップでのサポートや、移動と固定を融合した高品質で経済的なネットワークの実現を目指す。法人事業とスマートライフ事業のさらなる成長と通信事業の構造改革を推進していく。
NTTドコモが、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)とNTTコムウェアの子会社化を発表。
新ドコモグループとして3社の経営方針を統一し、機能の統合と事業責任の明確化を進めることで、モバイルからサービス・ソリューションまで事業領域の拡大につなげるとしている。
3社が一体となることで、法人ユーザーへのワンストップでのサポートや、移動と固定を融合した高品質なネットワークの実現を目指す。ソフトウェア開発力を強化してDXも加速するとしている。
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NTT Comの株式をNTTから移管後、ドコモの持ち分比率は100%となる。NTTコムウェアの株式はNTTから一部を移管し、ドコモの持ち分比率は66.6%となる。いずれも2022年1月1日から効力が発生する予定。
NTT ComとNTTコムウェアの子会社化は2021年夏頃を予定していたが、NTTと総務省の会食問題を受けてストップした状態が続いていた。
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