調査リポート
5Gスマホの出荷比率は72%に Appleがシェア57%、低価格化も進む
MM総研は、4月20日に「5Gスマートフォン市場動向」の調査結果を発表。2020~2021年の累計出荷は約2586.2万台となり、スマホ出荷の5G比率は2021年10-12月期で72.1%に拡大している。
MM総研は、4月20日に「5Gスマートフォン市場動向」の調査結果を発表した。
5Gスマートフォン出荷台数は2020年が625.3万台、2021年が1960.9万台で、累計出荷は約2586.2万台となった。各年のスマートフォン出荷に占める5G比率は20.8%/58.1%で、2021年10-12月期には72.1%まで拡大した。
5Gスマートフォン市場(1960.9万台)に限定したシェアは、Apple(57.4%)、シャープ(10.3%)、サムスン電子(8.3%)、ソニー(7.7%)、OPPO(4.4%)、グーグル(4.0%)となり、6社合計は約92%。上位4社の順位は2021年のスマートフォン出荷台数のメーカー別シェアと同じだが、1位のAppleは5Gに限定するとさらに高いシェアを占めている。
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4G/5Gスマートフォンの2020年~2021年の価格帯別構成比は、低価格帯の比率が上昇。5Gでは「9万円以上」が2020年で出荷構成比の80.9%を占めていたが、2021年には62.4%と18.5ポイント減少している。2020年では実績のなかった「3万円未満」は2021年では8.8%となり、「3万円以上5万円未満」も2020年の0.8%から2021年には11.1%と10.3ポイント上昇した。
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