携帯のオンライン購入は23.3%、重視する点は「価格」が最多 MM総研の調査から
MM総研は「携帯電話端末の購入実態調査」(2021年7月時点)の結果を発表した。購入場所は「実店舗」が70.3%、「オンラインショップ」が23.3%で、オンラインショップの購入比率はは3年間で10.3ポイント増加している。
MM総研は、12月2日に「携帯電話端末の購入実態調査」(2021年7月時点)の結果を発表した。調査対象は15〜69歳の男女で、回答数はプレ調査が約2万4400人〜3万1200人、本調査は約1000人〜1700人。
2021年7月時点の端末購入場所は携帯キャリア/MVNOの店舗が54%で最も多く、次いで家電量販店の店舗が12.3%、携帯キャリア/MVNOのオンラインショップが10.2%となった。2018年9月時点と比較すると携帯キャリア/MVNOの店舗が10.1ポイント減少し、携帯キャリア/MVNOのオンラインショップとメーカーのオンラインショップはそれぞれ5.1ポイント増、3.5ポイント増とオンライン販路の比率が増加している。
端末を選定する際に参考にした情報を聞いたところ、2021年7月調査ではメーカーのWebサイトが32.2%で最も多く、次いで携帯キャリア/MVNOのWebサイトが30.2%となった。インターネット情報(SNS・掲示板・Web記事など)は27.8%で、2018年9月調査と比較すると9.5ポイント増となる。
端末の選定時に重視する点は「価格(実質価格や一括/分割などの販売方法/キャッシュバック)」が42.7%で最も多く、2018年9月と比較すると9.2ポイント増加になる。「デザイン(色/形状/サイズ)」は29.8%で、「操作性」は26.9%、「バッテリー(容量mAh/急速充電対応/ワイヤレス充電対応)」は25.8%、「ブランド/人気」は24.7%となった。年代別では高齢層ほど価格を重視する傾向が高くなる一方、60歳以上では「操作性」が36.9%と他の世代と比べて10ポイント以上高い。10代と20代は「カメラ/動画撮影機能(画素数/レンズ数/ISO感度/望遠/AIカメラなど)」を重視している傾向があった。
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