QRコード決済の利用率は57%、FeliCaを上回る インフキュリオン調査
インフキュリオンは、5月25日に「決済動向2022年4月調査」の結果を発表。QRコード決済の利用率は57%となり、FeliCa型電子マネーを上回った。後払い決済(BNPL)も若年層の女性を中心に拡大している。
インフキュリオンは、5月25日に「決済動向2022年4月調査」の結果を発表した。対象は全国の16~69歳男女2万人で、調査期間は2022年4月1日~4月4日。
QRコード決済の利用は57%で、FeliCa型電子マネーの56%を上回っている。個別キャッシュレスサービス利用率を見ると楽天カード/PayPayの利用が拡大し、ネットプロテクションズの後払いサービス「NP後払い」も6%と増加している。
ブランドデビット首位の楽天銀行は利用を拡大する一方、ブランドプリペイド首位のau PAYプリペイドは減少傾向にある。ブランドデビットやブランドプリペイドの利用者は男性の比率が高く、後払い決済(BNPL)の利用者は60%が女性に。クレジットカードやFeliCa型電子マネーは60~69才、ブランドデビットやBNPLは若年層の利用率が高く、QRコード決済は幅広い年代が利用している。後払いの利用は若年層の女性が多く、年齢で見ると16~19才が24%で最多となった。
1年前との比較を聞いたところ、QRコード決済アプリは60%が「利用増加」と回答。現金は41%が「減少」となり、13%は「かなり利用が減った」と回答している。
医療分野での支払いは現金が多数でキャッシュレス化が遅れており、ファストフード/ドラッグストア/コンビニではQRコード決済が多く利用される傾向にある。家電量販店/百貨店/衣料品店はクレジットカードでの支払いが多数となった。
消費者を「現金派」と「キャッシュレス派」に分類し、2019年調査と比較したところ、キャッシュレス派が61%と現金より多数派になった。男性は女性よりキャッシュレス派が多く、キャッシュレス派のカード族は年齢とともに増加し、モバイル族は若年層に多い傾向にある。
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