超小型アクションカメラ「DJI Action 2」で遊んでみた 自由度が高く画質も良好 注意点は?(2/4 ページ)
ウェアラブルカメラのポイントは「いつでもどこでも、誰でもさっと撮れる」こと。自由自在であることが大事だ。そこにさまざまなわがままを付け足すことでリッチになっていくわけだが、それを受け入れてくれるのが「DJI Action 2」だ。
磁力でペンダントに付けてウェアラブルしよう
DJI Action2のセットを見ると「さあこれだけ用意したぞ、それをどう使って何を撮るかは君次第だ」といわれているような感じになる。そのくらい、いろいろなところに装着していろいろな撮り方ができる。
最初に挑戦したのは体に装着してウェアラブル。ウェアラブルカメラの使い方として有用なネックレスタイプだ。
まず首からネックレスを提げて長さを調節する。
決まったらネックレスを服の中に入れ、アタッチメントを磁石で服の上からぺたっと付ける。これで位置がさだまった。
そしてカメラを逆さにして(マグネットの位置の関係だ)下からアタッチメントにぴたっと付ければ完了。マグネットで付いているだけなので撮りたいときだけさっと付ければいいし、不要なときは外しておけばいい。マグネットは強力なので普通に歩いたり走ったりしている分には外れないと思う。
後は撮りながら歩くだけだが、その前にどの撮影モード、どんな設定で撮るかは大事だ。
DJI Action 2の持っている撮影モードは5つ。静止画・動画・クイッククリップ・スローモーション・タイムラプスだ。スマホとつないでいるときはさらに「ライブ配信」モードも使える。
静止画は超広角写真。レンズの円形のゆがみをそのまま生かすモードとゆがみを補正するモードがある。これはゆがみを補正するモードで撮ってみた。画質はなかなか良い。ちなみにセンサーサイズは1/1.7型で1200万画素だ。
動画は最高で4K/120fps。ただまあ実用的には4K/30fpsかフルHDかだろう。さらに2.7Kも選べる。
クイッククリップはあらかじめ指定した時間だけ撮影してくれるので、不用意な超時間撮影を避けることができていい。
長時間歩き回る様子をぎゅっと圧縮しておさめたいならタイムラプスにあるハイパーラプスを選ぶべし。
歩き回るとブレたり傾いたりするが、そこは手ブレ補正やら水平補正やらをオンにしてやればOK。すごくスムーズに撮れる。
体に付けるとなると頭か胸元になるけど、頭は目線に近いけどよく動くので映像を安定させづらい。胸元は手やら何やらがうつりこんだりするけど安定した撮影ができる。
胸元にカメラを装着し、クイッククリップモードを使ってフルHDで撮った中から切り出したのがこちらだ。
別売りの延長ロッドで手持ちやテーブル撮影
次は「棒」に付けてみる。DJI Action 2のセットに付属するアクセサリーにカメラを三脚に取り付けるためのマウントがある。
それを使って適当なミニ三脚や自撮り棒に付けちゃえば撮影の範囲がぐんと広がって面白くなるのだ。いろいろなアングルで撮れるからね。
マウントとカメラユニットは例によってマグネット+爪でカチッとはまるので安心。向きを合わせて近づければカシッとはまるし、爪を開くと簡単に外せる。
で、DJIから専用の「延長ロッド」が出ているので今回はそれで。
これは自撮り棒にもテーブル三脚にもなるすぐれものだ。
また、画面付電源モジュール(正式にはフロントタッチ画面モジュール)と組み合わせして足を開けば、テーブルでさっと自撮りできる。Vlogには欠かせない感じだ。
この手のアイテムはたくさん出ているけど、わざわざ純正を選ぶ理由があるとすれば、ワイヤレスリモコンが付いてくることだ。
超小型のシンプルなワイヤレスリモコンはロッドに付けておけば手元で撮影のオンオフができるし、リモコンだけ外して手に持ってシャッターを押してもいい。
また、スマホとWi-Fiでつないでそれをリモコンとして使ってもいい。
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