4万円台「OPPO Reno7 A」の“3年使える”は本当か 実用視点で検証した結果(2/3 ページ)
6月発売の5Gスマートフォン「OPPO Reno 7 A」。“スペックに現れない部分”にこだわりのあるミッドレンジモデルの実力を検証する。
ジェスチャー操作が豊富な「ColorOS 12」搭載
OSはAndroid 11で、OPPO独自の画面UI「ColorOS 12」を搭載する。独自UI(ユーザーインタフェース)とはいえ、他社のAndroidスマートフォンと操作が変わる部分は多くない。独特なジェスチャー操作がいつくか入っていたり、壁紙関連のカスタマイズ機能があったり、メーカー製アプリが多めに入っているという程度の差だ。カスタム要素は、それぞれ実践的に活用できるように設計されている。
例えば壁紙では、自分で撮った写真から色を検出して、抽象的な静止画を作成する機能を搭載している。また、画面消灯後に数秒表示される常時点灯には「人物写真から線画を生成して壁紙にする」という機能もある。意中の人を待ち受けにするのも一興だろう。
ジェスチャー操作で実用的なのは、「3本指の上スワイプ」で画面分割を起動できるもの。YouTubeなどの動画を見ながら他のことをしたいときに便利だ。また、マルチウィンドウ操作は上下2分割だけでなく、ポップアップ表示もサポートする。LINEなどのメッセージアプリを立ち上げたまま他の作業をしたいときなどに活躍するだろう。
カメラはそつなく撮れる、4K動画は非対応
背面カメラは広角4800万画素/F1.7、超広角800万画素/F2.2、マクロ200万画素/F2.4の3眼構成。インカメラは1600万画素/F2.4となっている。高画素の広角センサーを主力として、超広角やマクロをサブカメラで補完する構成だ。前世代モデルと比較すると、4K動画撮影への対応が省略されているのが大きな違いだ。
静止画撮影では、AIによる被写体認識を活用して、そつなく撮れる印象。写真を拡大するとアラが目立つが、暗所や夜景もある程度は撮影できる。また、撮影時に適用できるフィルターや、背景に“玉ボケ”を作り出す「ネオンポートレート」機能など、楽しい撮影機能もいくつか搭載している。
以下では筆者が撮影した写真をいくつか紹介する。カメラについて詳しくは荻窪圭氏によるレビューを参照されたい。
→・「OPPO Reno7 A」のカメラを試す Reno5 Aから画素数が減っても高画質 ただし動画は残念
OPPO Reno7 Aの作例
関連記事
「OPPO Reno7 A」は何が変わったのか 先代の「Reno5 A」と比較する
OPPOの日本向け最新スマートフォン「OPPO Reno7 A」が6月23日から順次、発売される。「ときめき、長持ち。」というキャッチコピーを採用しており、長く使えることを目指した。Reno5 Aよりも薄くて軽くなり、バッテリー容量も増加。Reno5 Aでは液晶だったディスプレイは有機ELに変更した。「OPPO Reno7 A」のカメラを試す Reno5 Aから画素数が減っても高画質 ただし動画は残念
3年間使い続けられるスマホと銘打って発売した「OPPO Reno7 A」。「グリッド」「水準器」を表示して「AIシーン強化」をオンにするといい絵が撮れる。実際に写真と共に確認しよう。ヒットする条件が整った「OPPO Reno7 A」 それでも“長く使う”上で気になる2つの課題
オウガ・ジャパンは、OPPOブランドの最新モデル「OPPO Reno7 A」を、6月23日に発売する。Reno Aシリーズの売りともいえる、サイフケータイや防水・防塵などの日本仕様は網羅している。一方で、Reno7 Aは、機能やスペックが“進化しただけでなく、日本市場に向けたローカライズも“深化”している。「OPPO Reno7 A」が6月23日発売 FeliCaやメモリ拡張対応で4万4800円
オウガ・ジャパンが6月16日、SIMロックフリースマートフォンの新製品「OPPO Reno7 A」を発表した。6月23日に発売する。au、Y!mobile、楽天モバイルの3キャリア、MVNO、家電量販店などが、同日以降に順次販売する。「OPPO Reno7 A」インタビュー:“長く使えるスマホ”の本気度、デザイン刷新の裏で起きたこと
OPPO Reno7 Aの発表にあたり、オウガ・ジャパンの製品担当者が新モデルの狙いを語った。長く使えるスマホを目指し、日本向けのデザイン検討を重ねたという。OSバージョンアップの提供方針など、気になる点を確認した
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.