「Galaxy Watch5」「Galaxy Watch5 Pro」登場 バッテリー増量と急速充電対応で使い勝手を向上:279ドル(約3万7700円)から
Samsung Electronics(サムスン電子)のスマートウォッチに新モデルが登場する。バッテリー容量を増やして連続稼働時間を延ばした他、急速充電に対応することで使い勝手を高めている。
Samsung Electronicsは8月10日(米国東部夏時間)、新型スマートウォッチ「Galaxy Watch5」「Galaxy Watch5 Pro」を発表した。一部の国/地域では、両モデル共に同日から販売予約を受け付け、8月26日に発売される予定だ。米国における想定販売価格は以下の通りとなる。
- Galaxy Watch5
- Bluetoothモデル:279ドル(約3万7700円)から
- LTEモデル:329ドル(約4万4400円)から
- Galaxy Watch5 Pro
- Bluetoothモデル:449ドル(約6万700円)から
- LTEモデル:499ドル(約6万7400円)から
なお、この記事で紹介するスペックは基本的に「標準仕様」であり、投入先の国/地域やキャリアによって仕様が異なる場合がある。
Galaxy Watch5/Galaxy Watch5 Proの概要
Galaxy Watch5は「Galaxy Watch4」の後継モデルで、ケース(ボディー)はボディーはアルミニウム素材で作られており、サイズは「40mm」と「44mm」から選択できる。カラーはSapphire(44mmのみ)、Silver、Pink Gold(40mmのみ)、Graphiteの4つから選べる。バッテリー容量は40mmモデルが284mAh、44mmモデルが410mAhとなる。
一方で、Galaxy Watch5 ProはGalaxy Watch5の上位モデルという位置付けだ。ケースのサイズは45mmのみで、ボディーはチタン素材で作られている。ケースのカラーはBlack TitaniumとGray Titaniumの2つから選べる。バッテリー容量は590mAhだ。
両モデル共にゴルフ愛好家に向けた「Golf Edition」も用意されており、専用配色のケースとバンドが付属する。
Galaxy Watch5(スタンダードモデル)のケース(本体)は、左からSapphire、Silver、Pink Gold、Graphiteの4色が用意される。ケースのサイズは40mmと44mmの2種類で、サイズによってバッテリー容量も変動する
ゴルフ愛好家向けの「Golf Edition」はGraphiteまたはBlackのケースがベースだが、ケースに専用の刻印があり、キー回りの配色が異なる。付属するストラップ(バンド)も専用品となる(左から40mmモデル、44mmモデル、Pro)
他の基本仕様は、各モデル共通となる。プロセッサ(SoC)は自社開発の「Exynos W920」で、メインメモリは1.5GB、内蔵ストレージは16GBを備える。ディスプレイはSuperAMOLED(有機EL)で、Watch5の40mmモデルが1.19型(396×396ピクセル)、Watch5の44mmモデルとWatch5 Proが1.38型(450×450ピクセル)のものを搭載している。OSはWearOS 3.5をプリインストールしている。
このあたりのスペックは先代から据え置かれているが、風防(画面保護部)に「サファイアクリスタル」を新たに採用した。サファイアクリスタルは高価格帯の腕時計の風防に使われることが多い素材で、高い硬度を持つことが特徴だ。
ケースの背面には複数の生態センサーを統合した「Samsung BioActive Sensor」に加えて、赤外線温度センサーを備えている。加速度センサー、ジャイロセンサー、アンビエント(環境光)センサーや電子コンパスも搭載する。
ケースはIPX8等級の防水性能、IP6X等級の防塵(じん)性能、5気圧の耐圧性能を確保している。高速充電にも対応している。
通信はBluetoothとWi-Fi(無線LAN)に対応している。一部の国や地域ではLTE対応モデルも投入される(SIMカードは「eSIM」となる)。
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