Xperia PRO/PRO-Iがアップデート 一眼レフカメラで撮った映像をスマホ経由で配信可能に
ソニーは8月17日から、プロ用途向け5Gスマートフォン「Xperia PRO」「Xperia PRO-I」にソフトウェアアップデートを順次提供している。今回のアップデートにより、両機種をデジタル一眼カメラの外部モニターとして利用する際の機能が強化される。具体的なアップデート内容をまとめた。
ソニーは8月17日から、プロ用途向け5Gスマートフォン「Xperia PRO」「Xperia PRO-I」にソフトウェアアップデートを順次提供している。
両機種には「外部モニターアプリ」が備わっており、デジタル一眼カメラとXperia PROシリーズを有線接続し、Xperia PROシリーズの4K有機ELディスプレイをデジタル一眼カメラの外部モニターとして活用できる。指先でのズームイン/ズームアウトにも対応しており、直感的に操作できる。
今回のアップデートにより、両機種をデジタル一眼カメラの外部モニターとして利用する際の機能が強化される。具体的なアップデート内容は下記の通り。
外部モニターアプリの機能拡張
デジタル一眼カメラとXperia PROシリーズを組み合わせてライブ配信可能な「ライブ配信機能」が使えるようになった。 これはデジタル一眼カメラαで撮影した映像を、両機種の通信機能を介してライブストリーミングできるというものだ。
波形モニター機能
動画制作時の露出設定(白飛び/黒つぶれ/輝度の偏り)と、RGB各チャンネルのバランスを確認が行えるようになった他、適切なホワイトバランス調整も可能になった。
フォルスカラー機能
デジタル一眼カメラで撮影した映像に白飛びや黒つぶれの他、偏った輝度になっている箇所があれば、それを両機種の画面上で表示できるようになった。
Alpha Camera Control機能
Xperia PROからαの操作(動画記録/停止)や、ステータスの表示が可能になった。こちらはXperia PRO-Iは対応しない。
このAlpha Camera Control機能に対応するデジタル一眼カメラは、α1、α7S III、α7 IVとなっている。
関連記事
「Xperia PRO-I」ユーザーが「Xperia 1 IV」を買ったワケ 実機で違いを比較
「Xperia PRO-I」を持つ筆者が「Xperia 1 IV」も購入した。2機種とも、ソニーのフラグシップスマートフォンだが、それぞれ違った特徴を持つ。そこでXperia PRO-Iユーザーから見た、Xperia 1 IVの魅力を実機で確かめてみたい。ソニーがカメラ特化の「Xperia PRO-I」発表 1型センサーや可変絞り機能を搭載、約20万円
ソニーが、カメラ機能に特化したスマートフォン「Xperia PRO-I」を12月15日に発売する。最大の特徴は、広角カメラに像面位相差AFを備えた1型のイメージセンサーを搭載したこと。コンテンツクリエイターやVloggerに向けた動画撮影の新機能として「Videography Pro」も用意する。「Xperia PRO-I」のカメラを試す 1型センサーの実力は? AQUOS R6やiPhone 13 Proとの比較も
「Xperia PRO-I」が搭載する1型センサーは、ソニーのコンパクトデジカメと似た撮り心地だ。側面には物理シャッターボタンがあるし、独自アプリの「Photography Pro」を使えば「スマホっぽい写り」も「カメラっぽい写り」も思いのままだ。広角カメラをじっくり撮り比べた。「Xperia PRO-I」の実機に触れて撮影してみた レンズの出っ張りや可変絞り機能はどう?
カメラ機能に特化したプロ向けスマートフォン「Xperia PRO-I」の実機に触れた。1型センサーを搭載しているということでレンズの大きさが気になるが、出っ張りはどうか。AFの精度や可変絞り機能も試した。「Xperia PRO-I」がAndroid 12にバージョンアップ
ソニーは3月31日、SIMフリースマートフォン「Xperia PRO-I XQ-BE42」をAndroid 12へアップデートした。オーディオや片手モードの仕様などが変更となった。アップデート後のビルド番号は61.1.F.2.2となる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.