AirPods Pro(第2世代)発表、ノイキャン性能2倍強化の最上位モデル 3万9800円
Appleは8日、AirPods Pro(第2世代)を発表した。9月23日発売で価格は3万9800円(税込み)。ノイズキャンセリング性能が大きく向上したほか、充電ケースも改良されている
Appleは8日、AirPods Pro(第2世代)を発表した。2019年の初代モデル以来、3年ぶりの新型となる。9月9日より予約を受付、9月23日に発売する。Apple Storeでの販売価格は3万9800円(税込み)。
AirPods Proは完全ワイヤレスイヤホンAirPodsシリーズの最上位モデルで、新型では新開発のApple H2チップを搭載。オーディオドライバーなども改良し、音響性能やアクティブノイズキャンセリング(ANC)の性能を大幅に高めている。
ANC性能は前世代モデルの2倍に強化。また、外部音の取り込み機能も改善されており、例えば工事現場のような大きな騒音が発生する環境で、人の声だけを拾って通話できるような性能を備えている。
初代モデルと同様に、立体的に再生する「空間オーディオ」をサポート。新たに、音響のパーソナライズ機能も対応する。これはFace ID搭載iPhoneのインカメラ(TrueDepthカメラ)を用いて耳型を計測し、それぞれの人によって異なる耳の形状に合わせて、最適なオーディオ体験を提供するもの。
iPhoneやMacなどに近づけると自動でペアリングする機能など、操作感は従来モデルを踏襲している。新たにタッチセンサーを搭載しており、イヤフォンの軸の部分をなぞる操作で音量のコントロールが可能となった。
音楽再生時のバッテリー持ちはイヤフォン単体で6時間で、充電ケース併用で30時間。イヤフォン単体での再生時間は前世代モデル比で33%の改善となる。連続通話時間はイヤフォン単体で4.5時間、ケース併用で24時間。
充電ケースはQiやMagSafeによるワイヤレス充電に加えて、Apple Watchのワイヤレス充電器による充電もサポートする。充電用のLightning端子も備えている。
従来モデルと同様に、紛失時には「探す」アプリから片耳ずつ場所を探すことができる。充電ケースは新たにUWB(超広帯域無線)に対応しており、iPhone 11以降のApple U1搭載機種では、屋内の正確な場所を把握できるようになった。ケースにもスピーカーを備えており、大きな音を鳴らして場所を知らせることもできる。充電ケースは新設計でIPX4相当の耐汗・耐水性能を備える。ストラップホールも追加されている。
Bluetoothの接続規格はBluetooth 5.3をサポート。Apple製品以外のBluetoothデバイスにも接続できるが、機能は制限される。Bluetoothのオーディオコーデックについては、発表時点では公表されていない。
サイズはイヤフォンが約21.8(幅)×30.9(高さ)×24.0(厚さ)mm、充電ケースが約60.6 (幅)×45.2(高さ)×21.7(厚さ)mmとなっている。重量はイヤフォンが5.3g、充電ケースが50.8 g。Lightning-USB-Cケーブルと、4つのサイズのシリコン製イヤーチップが付属する。
Apple Storeではミー文字や好きな言葉を刻印したAirPods Proを注文できる。また、AirPodsシリーズを購入し、Apple Musicに新規登録したユーザーを対象に、Apple Musicの利用料が6カ月間無料となるキャンペーンを実施している。
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