ドコモが5G対応ホームルーター「home 5G HR02」を発表 Wi-Fi 6やWi-Fi EasyMeshに対応
NTTドコモが、5G対応ホームルーターの新モデル「home 5G HR02」を2023年2月以降に発売する。本体に4つのアンテナを4方向に配置し、最も好条件のアンテナを選択することで良好な通信を確保する。本体の状態が分かりやすくなるよう、LEDの表示を改善した。
NTTドコモが10月6日、5G対応のホームルーター「home 5G HR02」を発表。2023年2月以降に発売する。
HR02は、ドコモのホームWi-Fiサービス「home 5G」で利用できる、5G対応ルーターの新モデル。製造はシャープが担当している。
本体に4つのアンテナを4方向に配置し、最も好条件のアンテナを選択することで良好な通信を確保できるという。Wi-Fi 6に対応しており、特定の端末に向けて電波を発するビームフォーミングに対応した「MU-MIMO(マルチユーザーMIMO)」や、「OFDMA(直交周波数分割多元接続)」により、複数のユーザーが同時に接続しても、安定した通信が可能だとしている。
さらに、対応するルーターと接続することで、より広いエリアをカバーできる「Wi-Fi EasyMesh」にも対応しており、自宅でWi-Fiの電波が届く範囲をより広げられる。有線LANポートは従来の1.0GBase-Tに加え、新たに2.5GBase-Tにも対応した。
本体のデザインは先代のHR01を踏襲しているが、本体の状態が分かりやすくなるよう、LEDランプの表示を改善。HR01は「STATUS」に集約していたLEDを、HR02では「SIM」「Wi-Fi」「UPDATE(ソフトウェア更新を示すもの)」の3つに分けている。
工事を必要とせず、電源につなげるだけでルーターとして使用できる。ルーターのQRコードをスマートフォンから読み込むと、自動で接続できる設定も用意している。
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