ニュース

縦折り「motorola razr 40 ultra」は閉じたまま小型スマホとして使える 実機を速攻チェック

モトローラ・モビリティ・ジャパンが6日発表した縦折り型のスマートフォンの新モデル「motorola razr 40 ultra」を写真で紹介する。カバーディスプレイ拡張でAndroidアプリがそのまま動く。

 モトローラ・モビリティ・ジャパンは7月6日、Androidスマートフォン2機種を発表した。この記事では、縦折り型のスマートフォン「motorola razr 40 ultra」を写真で紹介する。

 「motorola razr 40 ultra」はモトローラとして4世代目となるフォルダブル(折りたたみ)型のスマートフォン。日本では2021年に発売された「motorola razr 5G」以来のフラグシップモデルだ。


motorola razr 40 ultra

 motorola razr 40 ultraの発売日は7月21日。オープン市場向け(SIMフリー)スマートフォンとして、モトローラ公式オンラインストアや、家電量販店、主要ECサイトで販売する。モトローラ公式ストアでの価格は15万5800円で、画面修理が1回無料となる特典が付帯する(価格は全て税込み)。

advertisement

 また、通信事業者ではMVNO「IIJmio」を運営するIIJが独占的に販売する。IIJmioでの販売価格は一括13万9800円。発売日から10月31日までの期間は、11万9800円で販売する。MNP転入でIIJmioを契約する場合はさらに割引額が上乗せとなり、10万9800円で販売される。

 なお、従来モデルを販売していたソフトバンクは、今回の「motorola razr 40 ultra」を取り扱わない。

カバーディスプレイでアプリ起動が可能に

 motorola razr 40 ultraは、6.9型のメインディスプレイを装備している。この縦長なディスプレイを二つ折りにして、コンパクトミラーのように小型化できる。

 折りたたんだときに現れるカバーディスプレイは、約3.6型に拡大。従来は通知などの情報を表示する用途が中心だったが、今作ではAndroidアプリがそのまま動作する。これにより、端末を開かずにメールやコード決済アプリなどを表示できるようになった。

 モトローラ独自の折りたたみ機能により、折りたたんだ途中の状態で固定が可能となっている。動画を再生中にスタンドとして利用したり、インカメラで撮影する際のスタンドとして利用したりできる。


カバーディスプレイを拡張し、Androidアプリが起動できるようになった

 OSはAndroid 13を搭載する。プロセッサはSnapdragon 8+ Gen 1を搭載。メインメモリは8GBでストレージは256GB。5G/4G LTEにサポートし、nanoSIMとeSIMに対応する。

 カメラは背面が広角1200万画素(光学手ブレ補正対応)+超広角1300万画素(108度)+マクロの3眼仕様。インカメラは3200万画素となっている。バッテリー容量は3800mAh。有線で30Wの急速充電をサポートし、5Wのワイヤレス充電に対応する。

 なお、日本向け仕様への対応は進んでおらず、おサイフケータイ(FeliCa)には非対応となる。防水もサポートせず、IPX2相当の防滴仕様となっている。これが縦折り型スマホとして競合するGalaxy Z Flipシリーズとの主な違いとなる。


開くと6.9型。解像度は2640×1080ピクセル(FHD+)、最大165Hzで駆動する

カバーディスプレイのAlways on Display。時計などを設定可能

背面はマットな質感の梨地仕上げ。なお、カラーはインフィニットブラックの1色のみを展開する

たたんだときの側面は端正なたたずまいだ

注意して観察すると、折り目の部分はわずかにへこんでいることが分かる

2021年発売の「motorola razr 5G」(左)と比べると、より角張った形状になった

サイズ感は2020年発売のGalaxy Z Flip(左)に近い

カバーディスプレイの待ち受け画面。サイズは3.6型で、144Hz駆動となっている

カバーディスプレイで起動するアプリのショートカット表示

天気ウィジェットなどを搭載

電卓はカバーディスプレイに最適化されている

ショートカットに表示するアプリは、スマホにインストールしたアプリの中から選べる

ゲームアプリのショートカット

レトロ風のゲームも遊べる

Android 13を搭載する

Google製を中心としたアプリ構成

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.