「Galaxy Z Fold5」が日本上陸、ドコモとauが9月1日に発売 先代からの進化点を速攻チェック(2/2 ページ)
サムスン電子ジャパン製の新型折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold5」が、日本でもNTTドコモとKDDI/沖縄セルラー電話(au)を通して発売される。店頭販売モデルのストレージは256GBとなるが、Web販売限定で512GBと1TB(auのみ)の大容量ストレージ構成も用意される。
フレックスモードが進化 動画再生により最適化
Galaxy Z Fold5は、先代からUI(ユーザーインタフェース)面でも進化している。その1つがフレックスモードだ。
フレックスモードは本体を「くの字」になるように折り曲げると、それをセンサーが検知して一部アプリのレイアウトが自動的に変更されるというもの。アプリ単位で有効/無効を切り替えられるようになっており、対応アプリではより最適化された表示も可能だ。
Galaxy Z Fold5では、特定の動画視聴アプリ(「YouTube」など)において動画の再生に特化したコントローラーが標準で表示されるようになった。タッチパッドへの切り替えやスクリーンショットの撮影、音量/画面輝度調整への対応など、フレックスモード自体の操作性も向上している。
Galaxy Z Fold4の同モードでは、再生位置を変更するプログレスバーが画面の下に寄り過ぎているため操作しづらい。それに対してGalaxy Z Fold5では上寄りに表示されるようになったので、操作しやすくなった。
タスクバーが便利に
マルチタスク機能も強化されている。Galaxy Z Fold5の画面の下に並ぶタスクバーは、主に複数のアプリへアクセスしやすくするためのもので、ピン止め(電話やメール、ブラウザなど)アプリの右側には最近使用したアプリを表示できる。
先代では最近使用したアプリを2つまでしか表示できなかったが、Galaxy Z Fold5では最大4つまで表示できるようになった。ただし、表示数を変更するには、設定が必要だ。
Galaxy Z Fold5では、タスクバーを使って「アプリをまたいだデータ移行」も可能になった。例えば、ギャラリーアプリから片方の指で写真をホールドしたまま、下のタスクバーからもう片方の指でSamsung Notesアプリを選択/起動し、その上でホールドしていた写真から指を離すと、撮影した写真をメモに貼り付けられる。
より薄い「Sペン」も登場
Galaxy Z Fold3に合わせて発売された「Sペン」にも対応する。「Samsung Notesアプリ」でリアルタイムに共同編集が行える他、手書きの文字をテキストデータに変換できる。
対応するSペンは引き続き専用品となり(S Pen Fold Edition:※1)、本体に直接しまうことはできない。ただし、Galaxy Z Fold5では薄型化されたペンが付属するスマホケース「Slim S Pen Case」が別売される。ケースだけでなくペン自身もスリムとなったので、より持ち運びやすくなった。
なお、このケースはペンを収納した状態で机の上に置いても、がたつくことがなく安定するという。
(※1)「S Pen Pro」は、スイッチの切り替えによってS Pen Fold Editionとして利用可能
その他、別売りのGalaxy Z Fold5専用純正アクセサリーとして、柔らかい裏地で本体を保護する「Eco-Leather Case」、縦持ちしたときは指をひっかけるリングになり、横向きに置いたときはリングがスタンド代わりになる「Clear Gadget Case」、ストラップやスタンドのアクセサリーを用途に応じて交換して使える「Standing Case With Strap」が用意される。
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