楽天モバイルが上り速度で圧倒、全体ではソフトバンクが高評価 Opensignalのモバイルネットワーク調査
英Opensignalが「日本のモバイル・ネットワーク・エクスペリエンス分析レポート」を公開。アップロード速度では楽天モバイルが圧倒し、ソフトバンクはネットワーク品質やゲーム体験で高い評価を獲得している。
英Opensignalが、10月25日に「日本のモバイル・ネットワーク・エクスペリエンス分析レポート」を公開した。
アップロード速度では全体/5Gで楽天モバイルが圧倒し、ソフトバンクが楽天モバイルを0.4ポイント上回る83.8%のスコアでネットワークの品質アワードを受賞。ゲーム体験はソフトバンクが100点満点中81.7点を獲得し、auと楽天モバイルを約1ポイント上回った。NTTドコモとauはダウンロード速度が44.7~44.8Mbpsでほぼ同スコアとなり、ソフトバンクに3.8Mbpsの差をつけている。
ビデオ体験では全体/5Gでソフトバンクが1位。前回レポートでauとドコモが共同受賞となった音声アプリ体験では、ドコモが100点満点中81.9 点を獲得して単独勝者となった。
ドコモとソフトバンクは前回のレポートでビデオ体験でアワードを獲得したが、今回はauが100点満点中69.7~70.2点でソフトバンクと同点に。ドコモと楽天モバイルは69~69.3ポイントと約0.8ポイント差をつけられている。その一方で、Opensignalユーザーは加入しているネットワークに関係なく、68~78ポイントと満足のいくビデオストリーミングを体感できている。
8つの地域別で見ると、体感が同程度のキャリアが多い中、楽天モバイルは全カテゴリーと地域全体で単独8勝し、ドコモの5勝を上回った。ソフトバンクはそれぞれ3勝で単独勝利し、auは総合部門で27回共同優勝してソフトバンクの25回を上回っている。
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