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各社が撤退する“高性能な小型スマホ”──カメラフォン「vivo X200 Pro mini」は中国で新市場を作れるか?山根康宏の海外モバイル探訪記(2/2 ページ)

過去モデルとは異なる新たな製品として、画面サイズを小型化した「X200 Pro mini」がラインアップに加わりました。

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 vivoのXシリーズは高倍率望遠と夜景性能に優れています。X200 Pro miniもデジタル100倍望遠に対応しています。さすがに100倍は画質が荒いものの、50倍程度までなら結構使える絵が撮れます。動画は4K/60fpsまでに対応しています。X200 Proは4K/120fps、8K/30fps対応で、このあたりは若干の性能差があります。


カメラ性能も高い

 高性能かつ小型スマートフォンは、古くはソニーのXperia miniシリーズ、最近ではiPhone 12 miniや13 miniの例がありました。しかし小型モデルに性能を求めるユーザーは少ないのか、各社とも製品化を終了しています。vivoは2024年になって初めてminiモデルの投入を決めましたが、まずは中国市場で展開するとのこと。中国では大画面モデルが人気なだけに、X200 Pro miniが新たなユーザー層を開拓できるのか、気になるところです。


高性能miniモデルを中国のユーザーはどう判断するだろうか
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