vivoの低価格スマホ「Y200」はエレガントな仕上げが美しい 中国シェア上位に納得:山根康宏の海外モバイル探訪記
vivoは毎月のように中国で新製品を投入しています。「Y200」は1599元(約3万5000円)ながらも美しい仕上げが特徴になっています。特にホワイトのモデルは貝殻のようなデザインが人気です。
中国国内のスマートフォンシェアでvivoは上位をキープしていますが、その理由の1つが、毎月のように新製品を出していることです。特にエントリーからミドルレンジモデルの「Y」シリーズは気が付けば2桁型番から3桁となり、2024年5月には「Y200」が発売されました。このY200、1599元(約3万5000円)ながらも美しい仕上げが特徴になっています。特にホワイトのモデルは貝殻のようなデザインが人気になっています。
Y200はプロセッサにQualcommのSnapdragon 6 Gen 1を搭載。バッテリーは6000mAhと容量を増やし、80Wの急速充電にも対応します。より長く使いたい、しかし充電時間は短くしたいという実用性を求めるユーザーの声に応えた設計になっているのです。
本体重量は188gと比較的軽量。しかも6.78型のディスプレイは角を丸めたエッジデザイン。そのため、手に持ってみると握り具合が心地よく、楽に操作できます。エッジディスプレイを好まない人も多いようですが、本体が軽ければエッジ部分に指や手のひらの力が加わりにくく、誤操作も起こりにくいと感じます。
エレガントなデザインの背面に四隅を丸めた正方形のカメラバンプの組み合わせは、価格の安さを感じさせません。ケースを付けずにこのまま人に見せたくなる外観です。
カメラは5000万画素広角と200万画素深度測定の2つ。つまり実質シングルカメラという割り切った設計です。Yシリーズは他に「Y200i」「Y200t」「Y200 GT」の合計4機種展開となっていますが、全て同じカメラ構成。さらに4機種ともバッテリーは6000mAh。Yシリーズはカメラよりもバッテリーに重きを置いたユーザー向けの製品なのでしょう。このように共通プラットフォームで多品種展開を行っているからこそ、vivoは中国で高いシェアを誇っているのです。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
vivoのセルフィースマホ「S19 Pro」は円形強力ライトを搭載 近くはソフトに、遠くは明るく写せる
vivoのスマートフォンの中で、「S」のモデルはセルフィー(Selfie)の頭文字を取ったシリーズといわれます。2024年5月には最新モデル「S19 Pro」が登場しました。背面には円形のカメラバンプの下に、さらにカメラとLEDライトが並んでいます。
vivoの折りたたみ最上位「X Fold3 Pro」に触れる 薄くて高性能で、画面内指紋センサーにも対応
中国メーカーの折りたたみスマートフォンは、元祖折りたたみメーカーであるサムスンの製品を上回る性能と仕上げのモデルが次々と登場しています。vivoの「X Fold3 Pro」は折りたたみデザインながらも、ディスプレイに指紋認証センサーを内蔵。カメラもかなり高性能です。
vivoの「S18 Pro」はスクエアな大型LEDライトを搭載 自撮りやポートレートがキレイ
セルフィーやポートレート撮影に特化した「自撮りスマホ」と呼べる製品がvivoのSシリーズです。最新モデル「S18 Pro」は暗い場所でも明るい自撮りができるように、大型のライトを搭載しています。背面は陶器のような上品かつ落ち着いた仕上げになっています。
vivo「iQOO Neo9 Pro」は背面レザーのツートンカラーが“映える“ゲーミングスマホ
ゲーミングスマートフォンは本体デザインにも特徴をもたせたものが多く見られます。vivoの「iQOO Neo 9 Pro」は、背面仕上げに特徴のある製品です。スペックで差別化が難しい中、自社製品を選んでもらうために「映える」デザインにまとめています。
vivo「X100 Pro」のカメラは100倍ズーム対応 実用的なレベルなのか?
中国のvivoのカメラ強化モデル「X100 Pro」の人気が海外で高まっています。画像処理専用にvivoが開発した「vivo V3」チップを搭載し、カメラ性能は他社のフラグシップモデルを抜いたとの声も聞かれます。最大倍率は100倍に対応しており、使える品質だと感じました。




