vivoのセルフィースマホ「S19 Pro」は円形強力ライトを搭載 近くはソフトに、遠くは明るく写せる:山根康宏の海外モバイル探訪記
vivoのスマートフォンの中で、「S」のモデルはセルフィー(Selfie)の頭文字を取ったシリーズといわれます。2024年5月には最新モデル「S19 Pro」が登場しました。背面には円形のカメラバンプの下に、さらにカメラとLEDライトが並んでいます。
vivoのスマートフォンの中で、「S」のモデルはセルフィー(Selfie)の頭文字を取ったシリーズといわれます。ここ数年はアウトカメラを使ったポートレート撮影性能も強化されており、カメラの横に搭載されるLEDライトにも特徴があります。2024年5月には最新モデル「S19 Pro」が登場しました。
S19 ProはプロセッサにMediaTekのDimensity 9200+を搭載します。背面には円形のカメラバンプの下に、さらにカメラとLEDライトが並んでいます。このLEDライトは輝度が高く、ポートレート撮影時に「近くではソフトに、遠くでは明るくクリアに」写すことが可能。夜間の屋外ポートレート撮影にも向いています。
ちなみに、前モデルの「S18 Pro」では四角いLEDライトを搭載していました。スクエアから円形にライトの形を変えたということは、vivoも日々ポートレート撮影の研究に力を入れているということなのでしょう。
ディスプレイは角を丸めたエッジ形状で背面側も類似のカーブ仕上げ。持ってみると手になじみやすく、写真撮影時もしっかりホールドできる形状です。
カメラは5000万画素の広角に5000万画素の2倍望遠を搭載します。望遠カメラは50mmから100mまでポートレート撮影用に向いた焦点距離。これに800万画素の超広角カメラも搭載します。
インカメラも高画素の5000万画素を搭載します。セルフィー撮影時にはvivoならではのデュアルLEDフロントライトが光り、キャッチライトも入れてくれます。
そして背面のLEDライトもポートレート撮影時に常時点灯が可能です。明るい場所では分かりにくいのですが、暗い場所で点灯させると強力に光ってくれます。
前面のデュアルLEDライト、背面の強力LEDライトはどちらも色温度を変えることもできます。美しいセルフィーやポートレートを撮るためには光の色も重要なファクターとなるわけです。このライトの色温度調整も最近のSシリーズではおなじみの機能です。
「美しい顔写真」にこだわりを見せるvivoのSシリーズは中国国内のみの販売ですが、グローバルでは若干仕様を変えてVシリーズとして販売されるモデルもあります。ややニッチな製品ですが、毎年新製品が出るということはそれだけ需要があるのでしょう。
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