日本通信SIM、MVNOサービスの利用増加率や満足度でトップに MMD研究所調べ
MMD研究所は「2025年2月MVNOのシェア・満足度調査」を実施。メイン利用のMVNOサービスは「OCN モバイル ONE」がトップとなったが、利用率の推移、総合満足度、NPSは「日本通信SIM」がトップになった。
MMDLaboが運営するMMD研究所は、3月5日に「2025年2月MVNOのシェア・満足度調査」の結果を発表した。対象はMVNO利用者でOCN モバイル ONE、mineo、IIJmio、楽天モバイル(MVNO)、日本通信SIM、イオンモバイル、J:COM MOBILEの各サービス150人、計1050人。なお、OCN モバイル ONEと楽天モバイル(MVNO)は新規受付を停止している。
予備調査として、メインで利用しているスマートフォンの通信サービスを3万6836人に聞いたところ、MVNOを契約している割合は9.1%で2024年9月の9.3%から0.2ポイント減少。MVNOユーザー3358人が契約しているサービスは、OCN モバイル ONEが17.1%、mineoが14.4%、IIJmioが13.9%だった。
新規契約を停止しているOCN モバイル ONEと楽天モバイル(MVNO)を除くMVNO5サービスの利用率の推移を見ると、2024年9月と比べて増加したのは日本通信SIMが1.5ポイント、J:COM MOBILEが0.4ポイント、IIJmioが0.3ポイント。利用しているサービスの総合満足度を聞いたところ、日本通信SIMが808pt、OCN モバイル ONEが769pt、mineoが760ptとなった。
MVNO7サービスを対象に10点満点の点数をつけ、9~10点が推奨者、7~8点を中立者、0~6点を批判者とし、推奨者から批判者を引いたNPS(ネット・プロモーター・スコア/顧客推奨度)を算出した。サービス別のNPSは日本通信SIMが12.7で最も高く、mineoが-7.3、イオンモバイルが-8.7となった。
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