レビュー

着実にレベルアップした「Xperia 1 VII」のカメラ 超広角/広角カメラが品質向上していい感じに荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/3 ページ)

ソニーのフラグシップスマートフォン「Xperia 1 VII」は、薄くてカメラユニット部が主張しないデザインを引き継ぎつつ、超広角カメラと広角カメラをレベルアップした。動画撮影もなかなか面白い機能を備えているので、併せてチェックしてみたい。

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「プロ写真モード」を駆使してみよう

 ここまで「強化された点」「変わらなかった点」をチェックしてみたけど、Xperia 1シリーズの特徴である「プロ写真モード」についても触れておきたい。

 「プロ写真」にするとXperia 1 VIIのカメラ性能をフルに引き出せるのだ。


プロ写真モードがXperia 1 VIIの特徴を一番現してるかもしれない

 レンズの表記は「倍率」から「焦点距離」に変わり、クリエイティブルックやフォーカスモード、連写モードも細かく指定できるようになる。

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上が写真(通常)モード、下がプロ写真モードの撮影画面。プロ写真モードはレンズの表記が焦点距離になり、撮影情報もしっかり表示されるのが良い

Fnボタンをタップすると、細かな設定を瞬時にセットできるのがいい

 この手のマニュアル撮影ができるモードは、多くのスマホのカメラアプリが持っている。しかし、使い勝手はXperiaの「プロ写真」がピカイチだ。

 しかも超高速連写も対応してくれる。下の写真は、1/8000秒の最高速のシャッタースピードにして連写して撮った中の1枚だ。カメラ任せで撮っても、プロ写真モードにして自分であれこれセッティングして撮ってもOKなのはXperia 1 VIIならではといえる。


1/8000秒で連写し、一番いい感じで水滴が表現されてるカットを選んだ。プロ写真モードならではの写りである

 もう1つ、Xperia 1シリーズ伝統の機能を。それは側面のシャッターボタンだ。横位置で撮る時は、これが圧倒的にありがたい。半押しによるAFロックもできるしね。


横位置で撮る時はこのシャッターボタンを使うのがよし

 で、つまるところ、カメラが着実にレベルアップしてるXperia 1 VIIであった。写真を撮る人は、その性能をフルに引き出せるプロ写真モードを使いこなしたい。

 動画に関してはAIカメラワークやオートフレーミング機能を使ってアクティブな動画を撮りやすくなったのが大きいのである。

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