レビュー

「Xperia 1 VIII」のカメラには大きく“3つ”の変化 「AIカメラアシスタント」の狙いに迫りつつ、ポイントを絞って撮って解説荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/3 ページ)

ソニーのフラグシップスマートフォン「Xperia 1」も、早いもので8代目となった。今回は海外を中心に「AIカメラアシスタント」が話題になったけれど、実はそれ以外にも注目すべき変化点もある。全部ひっくるめて撮りつつチェックしていこう。

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Xperia 1シリーズの「ナチュラル系高画質」は基本的に変わらず

 今回は望遠カメラの話とAIカメラアシスタントの話ばかりになったけれど、それ以外は先代のXperia 1 VIIのカメラの良さを受け継いでいて、非常に優秀である。

 特にXperia 1シリーズが得意とする得意のAF(オートフォーカス)は、人物と動物(時には人形も)の瞳AFに対応しているし、トラッキングAFも優秀で、一度捕まえたらなかなか逃さない。


シャッター半押しなどでAFが作動すると、瞳AFが仕事をする。これは人形が相手だけど、人間はもちろんイヌやネコでもOKだ

うちの黒ネコを1枚。とっさにカメラを向けて撮ったのだけど、ネコに対して瞳AFがしっかりフォーカスを合わせてくれた。室内で感度も高かったけど、画質は文句なし

 基本的な画質は、従来のXperia 1シリーズと同様に“ナチュラル派”で、無理な階調や彩度の調整はかけない系だ。だからこそ、「今どきの画が欲しいならAIカメラアシスタントを生かしてね」という感じかもしれないなあ、とは思う。

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ついついここに来ると撮っちゃう、川沿いのJR中央線と、川を渡る東京メトロ丸の内線。丸の内線が来るのを待って狙ってみた

望遠カメラを使い、バラを背景にぼけモードでポートレート(クリエイティブルックは不使用)

 夜景を撮ってみよう。夜景と認識されると、暗部は程よく締まり、明かりは程よく飛ばずに残っていて、しっかりした写りになる。


夜景を1枚

まとめ:ソニーは「AIカメラアシスタント」で何をしたかったのか?

 で、最後にAIカメラアシスタントの話に戻るのだが、ソニーとしては「撮りたいと思ったらカメラを構えてシャッターを押すだけ」という人に対して、「仕上がりにちょっと凝るとひと味違った写真が撮れますよ」と提案したいのだと思う(特にクリエイティブルックを活用してね、的な)。レンズ交換式カメラの「αシリーズ」を展開している、カメラの会社でもあるしね(そういえば、本職カメラとスマホの両方を出しているメーカーって、今はソニーだけ)。

 ただ、現在の人々が「AI」という言葉に感じるイメージに対して、この機能はちょっと地味だったかな。せっかくなら、AIが構図をチェックして、メインの被写体を意識していい感じにクロップするとか、状況に応じてあえて広角側のカメラに切り替えるとか、傾きやパースを判断して必要なら修正するとか、もうちょっと機能的に踏み込んでもよかったと思う。AIから「ここはこうとったらどう?」と提案する的なイメージで。

 Xperia 1 VIIIはスマホのカメラとして非常に優秀なので、AIカメラアシスタントにばかり目を向けるのもよくないのだけどね(今さら何をいうか)。

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