迷惑メールはいつ消える?ドコモの迷惑メール対策が矢継ぎ早に打ち出された。大々的なPRと,月々120円のパケット代を無料化するという大胆な対策はどのくらい効果があるのだろうか。
iモードの迷惑メール騒動はいつまで続くのだろうか? 「ことの発端はユーザー保護ではなかった」(5月25日の記事参照),という報道もあるものの,一日何通ものスパムメールを受け取っていた身からすれば,素早い対策はありがたい。 ドコモはホームページ上で「メールアドレス変更率の推移」や「迷惑メールに関するアンケート調査結果」を掲載している。アンケート結果によると,「79%のユーザーが迷惑メールの受信経験がある」ということで,これでは騒ぎにならないほうが不思議なくらいだ。 調査によると,6月時点で66%のユーザーが電話番号から英数字にアドレスを変更しているという。4月までは変更率はずっと30%以下だったというから,ドコモのPRの効果があったのか,はたまた迷惑メールが急増したのか。 アドレスを英数字に変更することで9割が迷惑メール削減メールアドレスを英数字に変更することで,「約9割のユーザーが迷惑メールが減ったと回答した」とあるとおり,ひとまずは英数字への変更が迷惑メールを避ける最良の方法だろう。月々400パケット分を無料にするという対策(6月18日の記事参照)への反応は,ユーザーによってまちまちだ。「月に100通が無料になってもスパムメールの数に追いつかない」「どうせなら受信を全部無料にしてほしい」という声も。あまり「うれしい」「ありがたい」という声を聞かないのは不思議なところだ。 ドコモは「400パケット」の根拠を明確にしていないが,「迷惑メールに換算すると100通程度の受信に当たる」と説明している。 ちなみに400パケットは金額にして120円に当たる。iモードユーザーは6月17日時点で2457万3000人を数え,計算するとドコモは1カ月につき,29億円あまりのパケット収入を失うことになる。そのうちの一部は当然,迷惑メールがもたらしていたわけだが。 [斎藤健二,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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