第24回 記号や絵文字、顔文字を素早く入力する――“読み”と“予測変換”を活用:今すぐ使えるケータイレシピ(2/2 ページ)
ケータイの「何となく知っていたけど使っていない」機能や、「実はこんな使い方もある」という活用法を取り上げる本コーナー。第24回では、記号や絵文字、顔文字を簡単に入力する方法を紹介する。
絵文字や顔文字を素早く入力する
絵文字や顔文字は、ちょっとした感情のニュアンスを伝えたり、にぎやかなメールを作ったりするのに役立つ。とはいえ、端末がプリセットしている絵文字や顔文字は数が多く、どれを選ぶべきか迷ってしまう。また、そもそも絵文字や顔文字を探すのが面倒、という人も多いだろう。
絵文字は一覧から選んで入力するのが一般的な方法だ。顔文字は文字種変更やサブメニューなどから一覧を呼び出せる機種が多い。
だが絵文字や顔文字は、記号と同じく「読み」から変換できる機種もあるので覚えておきたい。絵文字にはそれぞれ読みが割り当てられており、「はーと」「かお」「だっしゅ」「やじるし」「はれ」「ばくだん」「あせ」「びーる」といった読みから変換できる。1度変換した文字は学習されるので、ハートの絵文字なら、「は」と打つだけで変換できる。また、顔文字は「かおもじ」から変換できる機種も多い。
このほか、「わーい」で喜んでいる顔文字、「えーん」で泣いている顔文字、「ねむい」で眠そうな絵文字といった具合に、感情や状態を示す言葉から絵文字や顔文字を変換できる機種も多い。「どの絵文字、顔文字を選ぶべきか分からない、面倒」という人は、とりあえず「イメージする絵文字や顔文字」の文字を入力してみるといいだろう。
絵文字を変換できる「読み」や「単語」をうまく使いこなせば、絵文字や顔文字一覧を呼び出すよりも素早く入力できるはずだ。
現行のシャープやNEC、パナソニック モバイルコミュニケーションズ製端末は、絵文字の“連携予測”も利用できる。例えば931SHの場合、「うれしい(嬉しい)」と変換すると、その後に笑っている顔の顔文字や絵文字が連携予測される。筆者は普段931SHを使っているが、気付いたら絵文字や顔文字が変換候補に現れているので、そこから何となく使ってしまうことが多く、絵文字を使う頻度が上がった。絵文字・顔文字初心者にはお勧めの機能だ。
読みから記号を変換 | 単漢字を変換 | 絵文字の読みなどから変換 | 絵文字を連携予測 | |
---|---|---|---|---|
対応機種 | ほぼすべての現行機種 | ほぼすべての現行機種 | ほぼすべての現行機種 | 一部の現行機種 |
起動/設定時間 | 約20秒 | 約10秒 | 約20秒 | 約10秒 |
料金 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
お役立ち度 | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
簡単操作度 | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
自慢度 | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
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