写真で解説する「931P」(2/2 ページ)
パナソニック モバイルコミュニケーションズ製の931Pは、ソフトバンク版「VIERAケータイ」の最新作。前モデルの930Pをベースにカメラとワンセグを強化したほか、約2インチの大型サブディスプレイを新たに搭載。さまざまなシーンでの使い勝手を向上させた。
メインディスプレイの約3.1インチ、フルワイドVGAは930Pと同じだが、新たに「高色(こういろ)再現性液晶」を採用。バックライトと液晶パネルの色再現性を改善し、赤と緑の色再現範囲を拡大することで、より鮮やかで深みのある画質を実現した。
「VIERA」で培った高画質技術「モバイルPEAKSプロセッサー」も拡張。「モバイルWコントラストAI」技術により、コントラスト比が930Pの6000:1から1万:1へとコントラスト比を高めた。高色再現液晶との組み合わせにより、再現色は930Pの26万色から約1600万色相当に、階調数は約4倍に向上した。また、「920P」から採用している、ワンセグ映像のフレームレートを上げる「モバイルWスピード」は、930Pの30フレーム/秒の倍となる60フレーム/秒に強化された。
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背面パネルには新たに約2インチのサブディスプレイを搭載。サブといいながらも最大26万色のワイドQVGA液晶で、待受画面のほかに、新着メールや不在着信履歴、カレンダー、ミュージックプレーヤーなどを表示できる。簡単なメールを読むだけならサブ液晶で十分だろう。
このサブディスプレイを生かすのがカメラ機能だ。本体を閉じた状態で側面のカメラキーを長押しするとカメラが起動し、半押しでフォーカスロック、強く押すとシャッターが切れる。サブディスプレイには撮影枚数や撮影モード、ズームスケールなどの情報も表示される。サブディスプレイはメインディスプレイよりは小さいが、フレーミングをするだけなら十分だろう。
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横オープンスタイルでカメラを起動すれば、アウトカメラによる自分撮りができる。これまで自分撮りをする場合はインカメラを使うのが一般的だったが、931Pではサブディスプレイをファインダーにして自分撮りができるようになった。高性能なアウトカメラを使えるので、これまで以上にきれいに撮れる。
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このほか、ダウンロードフォントに対応したことも注目したい。2種類のフォントを内蔵するほか、ユーザーは10種類のフォントをメーカーサイト「P-egg」からダウンロードできる。
横スタイルを生かしたゲームは、930Pでもおなじみの「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」のほか、「リッジレーサーズモバイル」「リアルサッカー2009 3D」「太鼓の達人4 for 931P」の体験版をプリインストールした。
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