DeNAの出資企業Aurora Feintが提供する「OpenFeint」をハドソンのiPhoneアプリが採用
DeNAの出資企業Aurora Feintの提供するソーシャルゲーミングプラットフォーム「OpenFeint」が、ハドソンのiPhone向けゲームアプリ3タイトルに採用されることが決定した。
DeNAが資本/業務提携している米国Aurora Feintの提供するソーシャルゲーミングプラットフォーム「OpenFeint」が、ハドソンのiPhone向けゲームアプリ3タイトルに採用されることが決まった。日本の大手ゲーム会社がOpenFeintを採用するのは今回が初となる。
ソーシャルゲーミングプラットフォームは、iPhoneゲーム向けのSDK(Software Development Kit)サービスの1つ。ゲームデベロッパーがゲームアプリにユーザー同士の交流を促進させる機能(ランキングやスコアの表示、アチーブメント、友人との対戦・チャット、マルチプレイヤー機能など)を実装できるソフトウェアで、ゲームにコミュニティ機能を追加できる。
今回、OpenFeintが採用されるのは、「BOMBERMAN TOUCH」「BOMBERMAN TOUCH 2」「ELEMENTAL MONSTER TD」の3タイトル。OpenFeintの特徴であるソーシャルコミュニティ機能を活用し、ゲームの中で一定条件をクリアするとアイテムがもらえるアチーブメントや、ゲームのスコアランキングを表示するリーダーズボードなど、各タイトルの内容に合わせてコミュニティ機能が利用できるようになる。今後は、OpenFeint内にDeNAによる「モバゲータウン」のノウハウが活かされたコミュニティ機能が展開されるごとに、随時対応していく予定だ。なお、現在OpenFeintの利用が可能なのは、英語版のタイトルのみとなり、日本語版では利用できない。
ハドソンは、OpenFeintを採用することにより、ゲーム内にコミュニティ機能を追加して新たなユーザーを獲得し、ユーザー同士の交流を活性化させることで、ゲームへの定着化を目指す。また、今後もiPhoneマーケットにおいて、OpenFeintを利用したゲームをリリースしていく考えだ。
DeNAは、モバゲータウンで培ったコミュニティ運営ノウハウをOpenFeintと融合させることで、グローバル市場でのiPhone向けサービスの拡大を図っていくとしている。
関連記事
- 「モバゲー」のDeNA、iPhone向けサービスを本格展開
DeNAがiPhoneゲーム向けコミュニティープラットフォームを運営するAurora Feintに出資、世界市場でiPhone向けサービスを本格展開すると発表した。 - 「本気で世界を狙う」 モバゲーオープン化、売りは“マネタイズ力”
「mixiアプリ」が好調に滑り出す中、モバゲーもゲームAPIをオープン化。マネタイズ力を売りに魅力的なゲームを集める構えだ。提携先を通じた世界進出も視野に入れる。 - ハドソン、Android Marketで有料アプリ配信
ハドソンが2月20日、Android Marketで有料アプリの販売を開始。「Bomberman Dojo」「Military Madness」の2タイトルをリリースした。 - ゲームプラットフォームとしてのiPhone:目指すは米国App Storeナンバー1──ハドソン 柴田氏が語る「iPhoneアプリにかける思い」
国内の大手ゲームベンダーの中でも、特に積極的にiPhoneアプリをリリースしているハドソン。同社はiPhoneをどうとらえ、どのような可能性を見いだしているのだろうか。発売当初から「めちゃめちゃおもしろいデバイスとして注目していた」というハドソンの柴田真人氏に聞いた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.