サンフランシスコもiPhone 4予約者が大行列:世界最遅(?)購入リポート(3/4 ページ)
時差の関係で、(ハワイほどではないものの)日本よりずっと遅いタイミングでiPhone 4が発売された米サンフランシスコ。それでも行列の熱狂ぶりはやはり米国らしさにあふれていたのであった。
予約したiPhone 4を受け取るのに大行列に並ぶ
今回は急ぎの仕事を持ち込みつつ、たまに写真を撮ってリポートして、霧雨の降る中で寒さを我慢しつつ(手がかじかんでノートPCが打てないくらいの寒さ)、行列を待つ時間が続いた。いつもはお祭り状態でけっこう楽しい行列だが、今回は予想外続きと油断もあり、余裕が少なく、けっこう苦痛だった。言ってしまえば、おそらく過去に並んできた購入行列で一番長かったのが今回のiPhone 4だ。初代iPhoneは待ち時間こそ長かったものの、行列自体はそれほど長くなかった。iPadは流れがスムーズだったので、行列の長さほどは待ち時間は長くなかった。ところが今回のiPhone 4では行列がやたら長いうえ、なかなか列が進まず、しかも待ち時間が長い。おまけにサンフランシスコの悪天候も重なっている。
結局、6時にApple Storeに到着して、そこからしばらく聴き取り等を行い、6時20分に行列に並んだ。最終的に店舗に入れたのは9時15分だ。待ち時間はおよそ3時間。予約したにも関わらず、いつ購入できるのか時間が読めないのはけっこうきつい。筆者はまだマシなほうで、おそらく6時台後半や7時台に並んだ人たちは自分の位置からさらに倍くらいの距離の位置にいたとみられ、トータルで5〜6時間待つことになったのではないだろうか。
諦めて行列の後ろのほうに並ぶ。2列あるが、予約組の列のほうがなぜか倍近く長く、軽く200人以上はいる。これを見た人は、まさか長蛇の列が予約組だとは思わないだろう。今回は列の長さにめげて、オープン直後の様子を取材するのは諦めて素直に列の最後列で待っていることを選択した
一方でペースこそ予約組より遅いものの、当日購入組も前のほうから順番に少しずつ入れている。これだけのペースで当日組を入れても問題ないということは、けっこう当日分の台数も多いのだろう。問題は行列をさばくためのスタッフの回転率で、これが行列を必要以上に長くしていた気がする。お祭りとはいえ、このあたりは次から改善できないだろうか。さすがに時間も読めずにひたすら待たされるのはつらい。筆者の場合、「すぐに買えるだろう」と考えて何も準備していなかったため、買う直前にドーナツをスタッフからもらうまで食事もできなかった。購入後にはすぐに近くのダイナーに飛び込み、iPhone 4のセットアップをしながら食事をした。
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