写真で解説する「Optimus bright L-07C」
ドコモのLG製スマートフォン「Optimus bright L-07C」は、世界最高輝度をうたう液晶ディスプレイを搭載し、晴天の屋外など明るい場所でも見やすいのが特徴。基本機能を充実させ、端末を傾けたり机などに伏せたりして操作する「ジェスチャーUI」を搭載した。
NTTドコモの「Optimus bright L-07C」は、今年2月に発売された「Optimus chat L-04C」に次ぐ2機種目のLGエレクトロニクス製ドコモスマートフォンとなるが、印象は大きく異なる。
明るい場所でも見やすいディスプレイと薄型軽量が魅力
Optimus brightはスライド式のQWERTYキーボードがないフルタッチスマートフォンであり、厚さ9.5ミリ、重さ約112グラムと薄型軽量となった。L-04Cはドコモメニューなど初心者向けのメニューが用意されていたが、今回は通常のAndroidスマートフォンと同じようなユーザーインタフェースを採用している。
Optimus brightの大きな特徴が、世界最高輝度のIPS液晶「NOVAディスプレイ」を搭載したこと。約4インチ ワイドVGA(480×800ピクセル)のタッチパネル液晶は、明るい太陽の下でも見やすいという。発表会場では日光下での見え方が確認できなかったが、ほかの端末よりも明るい液晶画面は非常に見やすく感じた。OSにはAndroid OS 2.3を採用。スムーズに動き、操作にストレスはほとんど感じない。
感覚的操作が可能なジェスチャーUIと韓流コンテンツが魅力
Optimus brightのもう一つの特徴が、端末を傾ける、机などに伏せるといった動作で端末を操作できる「ジェスチャーUI」だ。左側面の「ジェスチャーキー」(Gキー)を押しながら端末を傾けてると、次のようなことができる。片手でさっと電話に出られるなど、タッチ操作よりも感覚的な操作が可能だ。
- アイコンを選択した状態で端末を左右に傾けることで、アイコンを別の画面に移動させる
- ジェスチャーキーを押しながら端末を左右に傾け、画面を移動する操作
- アラームを鳴らした時端末を机や床に裏返してアラームを止める
- 動画再生中に端末を裏返し動画を一時停止させる
- 着信音が鳴っている時に端末を裏返し着信音を止める
- 電話着信中にジェスチャーキーを押しながら端末を振って電話に出る
- 通話中にジェスチャーキーを押しながら端末を振って電話を切る
- ギャラリーで画像を見ている時左右両側面を叩いて前の画像、次の画像に送る
- ギャラリーで画像を見ている時端末を左右に傾けてサムネイルの先頭または最後尾の画像にジャンプする
韓国メーカーのLGエレクトロニクス製らしい機能としては、LGエレクトロニクスが提供する独自のアプリケーションや韓流コンテンツをダウンロードできる点が挙げられる。韓流ドラマが全話無料でダウンロードできるので、韓流歌手や俳優が好きなユーザーにとっては嬉しい機能だ。
Optimus bright L-07Cは明るく見やすいディスプレイや、薄型軽量で手に馴染むフォルムにスムーズな操作性、感覚的な操作を取り入れたジェスチャーUIなど、基本的な機能と性能が充実しているスマートフォンだ。ワンセグやおサイフケータイ、赤外線通信といった国内向けの機能には非対応だが、そうした機能がいらないという人にとっては、手堅く機能がまとまった良い端末だ。スマートフォン初心者からヘビーユーザーまで、幅広い層に人気が出そうだ。
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