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ドコモ、衛星電話を利用した簡易公衆電話サービスを6月から開始:Edyでも利用可能
ドコモは、衛星電話「ワイドスターII」を利用する簡易公衆電話サービスを6月に開始すると発表した。固定電話も携帯電話も通じない山岳地帯や海上へ設置されるもので、10円・100円硬貨のほかEdyも利用できる。
NTTドコモは、同社の衛星電話「ワイドスターII」を利用した簡易公衆電話サービスを6月1日から提供開始する。
簡易公衆電話サービスは、主に海上や山岳部などFOMA網のエリア外となる場所が対象。山小屋施設や船舶のオーナー、地方自治体と契約することで、固定電話も携帯電話も通じない場所に公衆電話機を設置できる。
簡易公衆電話サービスは通話料金の支払方法として10円硬貨に加え、電子マネーの「Edy」と100円硬貨に対応した。利用料金は、月額1万5225円/1回線のサービス利用料と、月額5145円(30秒あたり94.5円/1050円の無料通信分込み)からのワイドスターII用料金プランがかかる。また、ユーザーが払う通話料金に対しての割増率を0〜200%で設定できるため、回線契約者のコスト負担を減らすこともできるという。なお、専用鍵を使えば、利用者に課金しない通常通話モードも利用できる。
簡易公衆電話サービスの提供開始に伴い、先代のワイドスターを利用した衛星公衆電話サービスは、クレジットカード決済型を2012年度下期までに、テレホンカード決済型を2014年上期に終了する予定だ。
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