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KDDI、夏のイベント301カ所でエリア対策を実施
KDDIが6月25日から9月末まで、花火大会や夏祭りなどのイベントでエリア対策を実施する。1イベントあたり、臨時のau Wi-Fi SPOTを5局置き、車載型基地局を2台出動させる。
KDDIが6月25日、夏の各種イベントにおけるau携帯電話のエリア対策を発表した。
ユーザーからエリア対策の要望が多いイベントを選び、会場の通話とデータ通信の品質向上に努める。1イベントあたり、最大で臨時のau Wi-Fi SPOTを5局設置し、車載基地局を2台出動させる。2012年からは新たに可搬型基地局を出動させる。対象イベントは全国の主な花火大会、夏祭り、その他主要イベントなど全国301。対応機関は2012年7月から9月末まで。
エリア対策を行うイベントの一覧は専用サイト(http://www.au.kddi.com/jiyu/network/event/)に掲載されており、車載型基地局やau Wi-Fi SPOTが設置されている場所にはアイコンが表示される。このサイトではPCとauスマートフォン向けにユーザーアンケートを7月6日から実施。各イベントでの通話・通信品質を評価してもらい、今後の通話・データ品質の分析に活用する。アンケートに協力したユーザーには動画コンテンツがプレゼントされる。
KDDIはこれまでもユーザーが集中するイベントを中心にエリア対策を実施してきた。2011年度には「接続できなかった通信」の件数が、2007年度と比べて94%減少した。通信設備などの増強により、イベント開催時の周辺エリアにおける発信規制局数も98%減少した。
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