「Xperia Z1」カメラ 撮影機能レビュー編――Info-eye、タイムシフト連写、ARエフェクトで遊ぶ:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/2 ページ)
Xperia Z1には面白い撮影機能がいろいろと詰まっているのだ。というわけで、撮影機能レビュー編では「Info-eye」「タイムシフト連写」「ARエフェクト」といった新機能を中心に見ていこう。
ARエフェクトで遊ぶ
Z1はいろんな撮影機能を持ってるんだが、中でも一番のお遊び系が「AR」エフェクト。カメラの角度を検知して、それに合わせたCG画像を目の前の風景と合成してくれるもの。
エフェクトのテーマは、「恐竜」「ダイビング」「おとぎ話」「ファンキーディスコ」「仮面舞踏会」「セレブレーション」「バタフライ」の7種類。これらから1つを選び、しばらく待つとカメラの向きに応じた角度の3D CGを合成してくれるので、あとはいいタイミングで撮ればOK。
まずはおとぎ話の世界と平成の日本を合体。ああ、道路に出ちゃ危ないよ。車がびゅんびゅん走ってるよ、ひかれちゃうよ、な図。
その前に、環八沿いにきのこの家なんて建てるなという話ですが、それはそれとして、こんなふうに合成されるのだ。画像は2Mサイズの16:9。端末の向きを変えると、合成画像もそれに応じた角度に切り替わるのが面白い。
人の顔があるとちゃんと認識してくれるのがポイント。「ダイビング」はダイビング中の水の中っぽい絵を重ねてくれるんだけど、人がいたら「ちゃんと」潜水帽を被せてくれるのだ。
ファンキーディスコや仮面舞踏会、セレブなんかも人がいてこそ。
どちらもバリエーションがいろいろある。お遊びにもいいけど、ネットに写真を公開したいけど顔は隠したいってとき、モザイクを後から入れるよりは、いっそのこと初めから仮面を被せちゃえ、的な使い方もできるかと。
で、顔をちゃんと検出してるから仮面を被せたり虹色アフロになったりしてるんだけれども、上の3枚、よく見ると、背景にピントが合っている。えっと、顔を検出したのならちゃんと顔にピントを合わせてほしいと思った次第です。でも面白い。
そのほかの機能
Social LiveはFacebookのタイムラインにライブで映像を流す機能。
ピクチャーエフェクトはおなじみの9種類のデジタルフィルタ。リアルタイムでエフェクトの様子を見ながら、好きなものを選べる。撮った写真はフルHDサイズで保存される。
スイングパノラマもおなじみ。カメラを回しながらパノラマを撮影する機能だ。
今回の各種撮影機能で注目したいのは、Info-eyeと、カメラアプリの追加機能だな。
Info-eyeは今後解析できる対象がどんどん増えていくことで利用価値が高まっていく。個人的には、解析結果をEvernoteに記録してくれるとか、そんなこともできるとうれしい。超賢い画像メモとして使えそう。
カメラアプリの追加も期待できる。Android用カメラアプリって、端末によって使える機能やクオリティーに差がありすぎるため、高度なものがなかなか出てこない。でもZ1専用となればZ1のクオリティーや機能をフルに使ったものを作れる分、今までのスマホ用アプリにはなかったものを期待できるのだ。
とりあえず、スマホカメラ界のツートップの一角を占めるのは間違いないところでしょう。個人的には、Z1よりドコモから出るZ1fの方に惹かれますが(やっぱ、Z1ってデカいもの。デカい分画面が見やすくていいんだけど、ちょっと手に余る感じ)。
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